◆月刊BT 2009年9月号

No. 26 グリーン・ニューディール構想におけるスマートグリッドの動向

−序−
  • 温暖化など環境問題が語られるようになって久しい。先般開かれた、国連気候変動首脳会合では、出席した鳩山総理大臣が2020年までに1990年比25%の温暖化ガス削減という大きな目標を掲げ、会場からは大きな拍手が起こった。現在、地球規模での環境対策が求められており、わが国日本がその中心的メンバーとして積極的に働きかけていこうとする姿勢を明らかにした。
  • 地球環境に関する問題が大きくなるにつれて、エネルギーの使い方にも大きな関心が集まっている。電力は従来の原子力だけでなく、風力や火力など既存の自然エネルギーに加え、太陽光発電など新しい自然エネルギーでの発電に対する注目が集まると共に、新たなビジネスとしての意義や、課題、対策などが見えてきた。
  • 海外に目を向けてみると、米国ではオバマ大統領による強力な経済政策である「グリーン・ニューディール」構想が打ち出され、太陽光発電など自然エネルギーの利用拡大、ハイブリッド自動車の普及促進を掲げており、500万人の雇用創出を見込んでいる。こうした環境ビジネスは、新しい社会インフラとして期待が高まっている。グリーン・ニューディールの中核をなすのがその仕組みの根幹といえるスマートグリッドであるが、こうしたスマートグリッドへの取組みは世界中でおこっており、今後国際的な平準化も見込まれるため、先進的な取組みによりここでの主導権を握ることは世界各国への大きな影響力を持つことに繋がり、新たなビジネスとしての期待も大きい。
  • 国内においても、関係機関の担当者によるスマートグリッドの講演会が行われたり、実証実験が行われるなど、徐々に取組みが見られてきた。自然エネルギーで発電した電力を保存する蓄電池など得意とする分野で世界市場を狙う企業も出てきている。
  • 当レポートでは、スマートグリッドをテーマとして、その内容や各国の取り組み状況、新たなビジネスとしての展開、問題点などをまとめる。
−目次−
序(1)
第1部 グリーン・ニューディール構想におけるスマートグリッドの動向(3)
第1章 米国と海外の概況(3)
1.1 米国におけるグリーン・ニューディール政策(3)
1.2 スマートグリッドのコンセプト(3)
1.3 スマートグリッドのしくみ(4)
1.4 スマートグリッドのメリット(5)
1.5 海外のスマートグリッド取組み状況(6)
第2章 スマートグリッドへのベンダの取組み(8)
第3章 日本国内におけるスマートグリッド(14)
3.1 国内における配電の現状と課題(14)
3.2 日本型スマートグリッドへの取組み(15)
3.3 スマートグリッドにおけるビジネスチャンス(16)
3.4 ITベンダの取組み(17)
第4章 スマートグリッドの将来展望(18)
4.1 課題と対策(18)

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