◆月刊BT 2009年6月号

No. 23 USBシンクライアント市場の現状と将来展望/DLP市場の展望

−序−
  •  今日の企業活動においては、ITの利用がなくてはならないものとなっている。そのIT化の浸透に伴い個人情報などの機密情報の漏洩の問題がより重大化し、企業は情報保護の対策が必須のものとなった。外部からの攻撃によるものや外部から進入して来たマルウェア等による情報漏洩に対する技術的対策が施される一方、内部からの情報漏洩は主に教育などの人的要素によって防御されてきたが、悪意を持って持ち出す恣意的な漏洩、オペレーションミスなどの過失による漏洩など、教育だけでは防御できなくなってきている。
  •  情報漏洩対策としていくつかの製品が発表されている中で、2006年にアメリカで従来の情報漏洩対策にはないメリットを持った製品であるDLPが登場し、2007年から国内市場での販売が開始された。機密情報保護の意識が広まっている中でも個人情報漏洩インシデントの発生件数は一向に減少しない状況で、従来の情報漏洩対策では防げなかったリアルタイムでの対策と、インターネットへの送信が防げるという独自の特徴を持つ対策製品であるDLPに対する期待が高まっている。
  •  また情報漏洩対策としては、2005年から国内でも急速に認知が高まったシンクライアント市場であるが、新たな切り口としてUSBシンクライアント製品市場が拡大している。同製品は既存のデスクトップ環境を継続しつつ、外出先、在宅時におけるシンクライアント環境を実現する製品として、シンクライアント専用端末よりも低廉な導入コストで環境構築が可能となるという点から、需要が拡大している。テレワーク環境の基盤、パンデミック時における事業継続基盤としての利用が期待されている。
  •  当レポートでは新たな情報漏洩対策として注目を集めるDLP市場とUSBシンクライアント市場について、主な参入ベンダにおける事業展開動向や企業における需要動向の観点から、両製品市場の現状を概観すると共に、今後2012年にかけての市場を展望した。
−目次−
序(1)
第1部 USBシンクライアント市場の現状と展望(3)
第1章 国内における製品投入状況と市場概況(3)
1.1 国内の製品投入状況(3)
1.2 USBシンクライアント市場規模と動向(5)
1.3 USBシンクライアント市場占有率(6)
1.4 市場成長要因/阻害要因(7)
第2章 参入ベンダ個別事例(9)
2.1 サスライト(9)
2.2 インテリジェントソフトウェアー(10)
2.3 NTTアイティ(11)
2.4 エム・ピー・テクノロジーズ(12)
2.5 日立情報制御ソリューションズ(13)
第3章 主要参入ベンダ/製品一覧(14)
第2部 DLP市場の展望(16)
第1章 調査総括編(16)
1.1 DLP市場の展望(16)
1.2 調査対象企業の戦略(17)
第2章 市場編(18)
2.1 調査対象市場の定義(18)
2.2 市場概要(20)
2.3 市場規模推移(21)
2.4 市場占有率推移(22)
2.5 市場の拡大・阻害要因(23)
第3章 主な参入事業者における事業戦略(25)
3.1 マカフィー株式会社(25)
3.2 トレンドマイクロ株式会社(29)
3.3 ウェブセンス・ジャパン株式会社(34)
3.4 株式会社アイティフォー(37)
3.5 ビットパーク株式会社(41)
第4章 主な参入事業者/主要製品一覧(43)

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