◆月刊BT 2009年3月号

No. 22 インメモリデータベース市場の展望

−序−
  • 企業におけるITシステムやネットワークシステムの活用は今日のビジネスモデルにおいては欠くことのできないものであり、その重要性は高く、企業競争力を向上させるための経営戦略としての側面も含んでいる。
  • こうした企業におけるITシステム/ネットワークシステムを利用する場合においては情報の格納庫であるデータベースの導入は必須であり、データ処理の向上や高速アクセスに対する取り組みも強化されている。
  • しかしながら従来のデータベースについては、データ量が膨大になるにつれてアプリケーションとデータベースのアクセスに遅延が発生し、アプリケーションのパフォーマンスを低下させることに繋がるケースもある。こうした問題に対しては個別にデータベースを高速化するソフトウェアツールを組み込むなどの対策が図られてきたが、開発期間の長期化や導入コスト増大の要因となっていた。
  • こうした課題の解決策としてインメモリデータベースを用いた、データベースの高速化に対する取り組みが注目されている。インメモリデータベースの利用が進む背景としては、データの格納に利用するメモリが低価格化および大容量化したことに加えて、64bitシステムが投入され利用メモリ領域が飛躍的に拡大したことも大きな要因として挙げられる。
  • インメモリデータベースの利範囲はデータベースの部分的なパフォーマンス改善に止まらず、Webアプリケーションや膨大なトランザクション処理を必要とする業務アプリケーション全体のパフォーマンス改善策としての利用など、その応用範囲は更なる広がりを見せている。特にブロードバンド環境の浸透を背景としてオンラインバンキングやオンライントレードなど多くの企業がインターネットを介したサービス提供を行っており、こうしたサービス向けの高速データベースとして採用されるなど、レスポンスの迅速性が要求される業務、サービス分野での利用が浸透しつつある。
  • 当調査では、既存データベースや膨大なトランザクション処理が要求されるアプリケーションの高速化を実現するツールとして注目されるインメモリデータベースの市場動向と参入ベンダの事業戦略を分析することで今後の展望についてまとめる。
−目次−
序(1)
第1章 国内における製品投入状況と市場概況(3)
1.1 国内の製品投入状況とトピックス(3)
1.2 インメモリデータベース市場規模と動向(6)
1.3 インメモリデータベース市場占有率(8)
1.4 市場成長要因/阻害要因(9)
第2章 インメモリデータベースの主な利用事例(11)
第3章 参入ベンダ個別事例(13)
3.1 日本オラクル(13)
3.2 高速屋(15)
3.3 ターボデータラボラトリー(17)
3.4 日本IBM(19)
第4章 主要参入ベンダ/製品一覧(21)

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