◆月刊BT 2008年2月号

No. 11 オープンソースCRMの市場機会

−序−
  • 米国Salesforce.com社の成功により、SaaSならびにCRMに対する注目が高まっている。SaaS(Software as a Service)とは、ASP(Application Service Provider)と同じくネットワークを介してアプリケーション機能を利用するオンデマンド型ソフトウェア形態の一つであり、エンドユーザーが簡易に機能をカスタマイズして利用できるなどの特徴を持つ。一方CRM(Customer Relationship Management)は、営業、販売、サポートなど顧客との間の一連の関係を統合的に管理するための技術である。同社のSaaS事業は、CRMをキラーアプリケーションとして発展した。
  • 基本的にイニシャルことがかからず、サブスクリプション型の料金体系を採用するSaaSでは、カスタマイズがしやすいことと並んで、導入コストが比較的低廉であることも、従来のパッケージソフトウェアに対する強みの一つである。ERPなどのいわゆる基幹業務系システムと比べROI(投資対効果)に対してより厳しく判断される傾向にあるCRMの導入プロジェクトを、より低リスクで推進することができる。
  • 他方、「低コスト」にフォーカスしたCRMシステムの導入プロジェクトにおいては、オープンソースソフトウェア(OSS)の採用も、有望な選択肢の一つとして挙げることができる。OSSは、プログラムのソースコードを一般に公開したソフトウェア製品であり、多くのライセンス・プログラムにおいて、ソフトウェアそのものは無償で入手・利用することができる。ソースコードが公開されていることから、より高度なカスタマイズが可能な点もメリットである。
  • 当調査レポートでは、OSSの主なCRM製品の概要および特徴を整理すると共に、商業ベースのビジネスモデルについて、体系整理ならびに有望性について分析を行った。
−目次−
序(1)
第1部 製品技術(3)
第1章 概要(3)
1.1 CRMとは(3)
1.2 CRM向けソフトウェア製品(3)
1.3 オープンソースCRM製品(6)
第2章 オープンソースCRM製品(9)
2.1 代表的な製品(9)
第2部 ビジネスモデル(18)
第3章 ビジネスモデルの体系(18)
3.1 収益源による分類(18)
3.2 ライセンス提供事業(18)
3.3 サービス提供事業(18)
3.4 CRM分野の特徴(19)
第4章 ケーススタディ(21)
4.1 (株) ケアブレインズ(21)
4.2 (株) アルマス(22)

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