◆月刊BT 2008年1月号

No. 10 IT業界で進む環境対応ビジネス

−序−
  • 「環境・気候変動」は2008年7月の開催が予定されている「北海道洞爺湖サミット」における主要テーマの一つとして掲げられている。一般にIT機器は多くの電力を消費し、また発熱による障害発生に備えて、空調設備を整える必要があることから、CO2の排出量削減策における対象の一つと考えられている。このようなタイミングから、「グリーンIT」と呼ばれるIT機器に関する環境対策は、わが国では経済産業省をはじめとする中央省庁が主導的立場を採るという特色の下進展しつつある。こうした官の動きに対して、国産ITベンダがいち早く反応し、グリーンITに関するコンセプトや削減計画、顧客向けのソリューションなどを一斉に発表し、当該市場はにわかに活況を呈しつつある。
  • 他方、企業においては原油高の影響から光熱費負担の増大が重大な課題となっており、省エネ型のIT機器の導入や、よりエネルギー効率の高いデータセンター構築・利用に対するニーズが高まっている。また環境問題への積極的な取組みは、企業イメージを高める上で極めて効果的であることから、コスト削減のみならず事業戦略としても積極的に取り組むに値する課題ともなっている。
  • 今後7月のサミットに向けて盛り上がりが見込まれるグリーンITではあるが、気候変動への対処という観点からは、より長期的な視点に立って市場を展望することも重要である。サミット以後、あるいは原油価格の高騰が収まって以後も息の長い取組みとして継続されるか否かがより重要である。
  • 当レポートでは、グリーンITの具体的な実践手法の体系整理、既に提供が始まっている主な製品やサービスの概要、ならびに主なベンダや団体における取組みを纏めた。
−目次−
序(1)
IT業界で進む環境対応ビジネス(3)
第1章 調査総括(3)
第2章 市場の定義/範囲(4)
2.1 グリーンITのコンセプト(4)
2.2 グリーンITのカテゴリ(4)
2.3 具体的な対策(4)
第3章 関連製品およびサービス(9)
3.1 製品(9)
第4章 市場分析(11)
4.1 これまでの動き(11)
4.2 ビジネス機会(11)
4.3 事業戦略(12)
4.4 主な関連団体の概要(19)
第5章 将来展望(21)
5.1 全体(21)
5.2 製品(21)
5.3 サービス(22)
5.4 データセンターサービス(22)

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