◆市場調査レポート:2000年06月19日発刊

2000年 メディカルプラスチックスの現状と将来展望

高齢化社会を迎え市場拡大が期待され、医療廃棄物対策も迫られる
医療用高分子市場の徹底分析
−調査の背景−
  • 高齢化社会の到来を迎え、65歳以上の高齢者人口は'98年度で6人に1人であったのが、2025年には3人に1人となると予測されている。

  • そうした社会背景から、医療分野の需要性は確実に高まっており、国民医療費も'85年度の16兆円から'97年度には29.6兆円へと増加している。それに伴い医療関係の産業の規模も拡大傾向にある。

  • 材料面においても、各化学メーカーは医療技術向上に伴い、高機能性の医療用高分子の開発・上市を進めている。特に、高機能化は国内化学メーカーの得意分野であり、今後、この面での市場拡大が期待できる。

  • 本調査では、メディカルプラスチックスを「人工臓器類」、「歯科用材料」、「整形外科用材料」、「眼科用材料」、「治療用材料」、「ディスポーザブル医療用具」、「包装容器・他」の7つに分類し、医療分野で利用が進む高機能高分子の利用実態を明らかにした。

  • 当資料で取り上げたメディカルプラスチックス34品目のトータル市場規模は、'99年実績で約1兆円規模と巨大市場を形成している。高齢化の進展でその市場性は年率3〜4%増で推移し、2003年には約1兆1,500億円規模に達すると予測される。'99年時点での採用プラスチック量は約17万tに達し、プラスチックスからみた需要への期待も高まっている。

  • さらに、現在ディスポ製品を中心に問題となっている医療廃棄物対策の方向性についても明らかにした。医療廃棄物はその性格上、感染性のものも多く、適正処理が強く求められる。感染防止の観点から焼却処理が一般的であるが、その際に発生する有害なガス(ダイオキシン等)については現時点で問題性は低いが、将来的には何らかの対策(材料変換、処理方法の改善等)が求められる可能性がある。

  • 本調査レポートでは、メディカルプラスチックスを取り巻く環境変化に対し、各市場及び研究動向をとりまとめ、2003年度までの市場の方向性を明確にしていくものである。関連企業の事業計画、製品開発、企画に関わる各位の参考となるデータベースとしてご活用頂けるものと確信しております。

−調査目的−
  • 本調査レポートは、各種医療用材料の市場規模推移、マーケットシェア、採用高分子動向、廃棄物対策動向などを調査・分析し、市場の全体像及び、今後の方向性を明確化することを目的とした。

−調査対象品目−
区分 品目名
人工臓器類 補助人工心臓、人工心臓弁、人工肺、人工血管、人工腎臓、植込型ペースメーカー
歯科用材料 人工歯、義歯床用樹脂、義歯床リベース用樹脂、光重合型コンポジットレジン
整形外科用材料 人工関節、人工皮膚、人工乳房
眼科用材料 コンタクトレンズ、プラスチックメガネレンズ、眼内レンズ
治療用材料 創傷被覆材、縫合糸、救急絆創膏
ディスポーザブル
医療用具
カテーテル・チューブ、血液回路(人工腎臓用)、真空採血管、輸液バッグ、血液バッグ、輸血・輸液用フィルター、手術用不織布(ガウン、ドレープ他)、手術用ゴム手袋、紙おむつ(吸収パット)
包装・容器・その他 PTP包装、SP包装、アンプル・バイアル、床ずれ防止用マット

−調査内容−
  1. 製品概要
  2. 参入企業・製品一覧
  3. 流通構造
  4. 採用高分子・タイプ別構成比
  5. 市場規模推移
  6. 価格動向
  1. メーカーシェア
  2. 用途動向
  3. 材料ニーズ・技術開発動向
  4. 競合状況
  5. 環境対策動向
  6. 今後の方向性

−目次−
()内は掲載ページ
■ 総合分析編(1)
  1. メディカルプラスチックスの分類(3)

  2. メディカルプラスチックス市場概要(4)
      1)全体市場規模推移(1996年〜2003年予測)(4)
      2)分野別市場動向(5)
      3)メディカルプラスチックス市場におけるアイテム別位置付け(7)

  3. 品目別採用素材一覧(8)

  4. 品目別材料ニーズと対策動向(10)

  5. 医療廃棄物処理の現状(13)
      1)医療廃棄物の概要(13)
      2)品目別医療廃棄物処理の実態(15)

  6. メディカルプラスチックス市場の今後の方向性(成長要因/成長阻害要因)(19)

  7. 医療保険制度と高齢化社会の問題(22)
■ 集計編(27)
  1. 主要参入企業一覧(29)

  2. 品目別市場規模推移及び予測(37)
      1)品目別市場成長状況(37)
      2)品目別市場規模推移及び予測(1996年〜2003年予測)(38)

  3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウェイト(1999年)(46)

  4. 品目別競合・積分け状況(55)

  5. 品目別価格一覧(56)
■ 品目別市場編(57)
  1. 補助人工心臓(60)
  2. 人工心臓弁(64)
  3. 人工肺(68)
  4. 人工血管(72)
  5. 人工腎臓(77)
  6. 人工肛門(81)
  7. 植込型ペースメーカー(85)
  8. 人工歯(90)
  9. 義歯床用樹脂(94)
  10. 義歯床リベース用樹脂(98)
  11. 光重合型コンポジットレジン(100)
  12. 人工関節(106)
  13. 人工皮膚(110)
  14. 人工乳房(114)
  15. コンタクトレンズ(118)
  16. プラスチックメガネレンズ(122)
  17. 眼内レンズ(126)
  1. 創傷被覆材(132)
  2. 縫合糸(136)
  3. 救急絆創膏(140)
  4. カテーテル・チューブ(144)
  5. 血液回路(人工心臓用)(150)
  6. 注射器(筒)(153)
  7. 真空採血管(157)
  8. 輸液バッグ(161)
  9. 血液バッグ(165)
  10. 輸血・輸液用フィルター(169)
  11. 手術用不織布(ガウン・ドレープ他)(173)
  12. 手術用ゴム手袋(178)
  13. 紙おむつ(吸収パット)(182)
  14. PTP包装(188)
  15. SP包装(スティックパック含む)(192)
  16. アンプル・バイアル(195)
  17. 床ずれ防止用マット(199)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2000年 メディカルプラスチックスの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2000年06月19日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
202ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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