◆市場調査レポート:2015年10月15日発刊

2015 光通信関連市場総調査

データセンター、LTE基地局、FTTxがけん引する光通信関連市場を展望、100Gbps以降における光集積技術などのキーテクノロジーを徹底調査
−はじめに−
  • SNS、動画共有サービスの普及によりデータセンター内におけるデータの大容量化がさらに加速し、伝送速度も40G/10Gから400G/100Gへ移ろうとしている。それを受けて拠点間ネットワークも急速に高速大容量伝送化が進んでおり、光通信関連市場をけん引する第一の要因となっている。また、データセンター内のアーキテクチャーは今後ディスアグリゲート化が進み、CPU、メモリー、ストレージ、電源、ネットワークなどが機能ごとにラック外に集約されるため、そのエリアやフロアを結ぶ光インター/イントラコネクト技術(光トランシーバー、光モジュール、光インターポーザーなど)の規格化が新たに進められている。データセンター用光インター/イントラコネクト技術では極端な低価格化が要求されており、それを実現するためにVCSEL技術やシリコンフォトニクス技術などの光/電気集積技術の研究開発が盛んになっている。
  • 移動体通信基地局ネットワークは光通信関連市場をけん引する第二の要因である。LTE基地局の基地局間通信では10Gが標準となった。先進国が先行しているが、北米・欧州・中国も投資の余地が残っており、今後はインド、東南アジア、南米など新興国需要が期待されている。また、5G(第5世代)以降は基地局とアンテナの遠隔化が進み、そのインターコネクトにも光通信技術が導入されていく。
  • FTTxは2015年以降も光通信関連市場をけん引する要因として期待されている。2013年頃に一度ピークが来るとみられていた同市場であるが、実際には2015年まで伸び続け、今後2017〜2018年まで需要増が続くと予測される。加えて、4K8Kテレビの普及により、一層FTTxの需要が高まる可能性も指摘されている。
  • このように2015年はデータセンター、LTE基地局、FTTxのインフラ拡充が光通信関連市場拡大をけん引していくことが期待されている。
  • 本調査資料では、光通信を中心としたインフラ市場動向、100G/40G光トランシーバーを含むキーデバイスの標準化および市場動向、世界のFTTx市場動向、データセンター用光デバイスに関する技術動向を中心に、光伝送装置/関連装置、光トランシーバー/トランスポンダー、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバー/光回路デバイス、光測定器/製造装置市場を徹底調査した。
  • 本調査資料が関係各社の今後の事業戦略立案に当たって、一助となれば幸いである。
−調査の背景と目的−
  • 2013年から2014年にかけての光通信市場は、データセンター、FTTx、LTE基地局のワイヤレスバックホール/フロントホールなどの市場が注目された。2015年はこれらのセグメントにおいて、40G/10Gから400/100Gへ移ろうとしているため、100Gフォームファクターの規格化やBeyond 100Gトランシーバー/トランスポンダーを実現するための技術に注目が集まる年になっている。
  • 本調査資料は、光通信市場を中心に、光伝送装置/関連装置、光トランシーバー/トランスポンダー、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバー/光回路デバイス、光測定器/製造装置の市場動向について調査し、当該事業展開のための有益な情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
1. 光伝送装置/関連装置5品目
2. 光トランシーバー/トランスポンダー7品目
3. 光アクティブデバイス9品目
4. 光パッシブデバイス8品目
5. 光ファイバー/光回路デバイス6品目
6. 光測定器/製造装置7品目
合計42品目
−調査項目−
1. 製品概要
2. ワールドワイド市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移
3. 今後の方向性
4. 参入メーカー一覧
5. メーカーシェア
6. 業界構造
7. 用途別ウェイト
8. タイプ別ウェイト
9. 価格動向
10. 新製品動向/技術動向
−目次−
1. 光産業の展望(1)
1.1 総括(3)
1.2 製品分野別ワールドワイド市場規模推移/予測(5)
1.3 光伝送装置のコンポーネンツ/デバイス構成図(7)
2. 光通信関連市場の地域別動向(11)
2.1 地域別市場の現状と将来展望(13)
2.2 北米市場の現状と将来展望(14)
2.3 欧州市場の現状と将来展望(15)
2.4 アジア市場の現状と将来展望(16)
2.5 日本市場の現状と将来展望(17)
3. 通信インフラ市場における光化の動向(19)
3.1 データセンターと関連製品の最新動向(21)
3.2 LTEおよび5G関連市場の最新動向(29)
3.3 FTTxのワールドワイド市場動向(35)
3.4 CATVネットワークの最新動向(42)
4. 新技術/新市場の動向(45)
4.1 光トランシーバーの全体市場(47)
4.2 100Gフォームファクターの標準化動向(50)
4.3 Beyond 100G(400G/1T)の市場展望(53)
4.4 Beyond 100Gトランシーバー/トランスポンダーを実現するための最新技術(55)
5. 集計(59)
5.1 光伝送装置/関連装置(61)
5.2 光トランシーバー/トランスポンダー(65)
5.3 光アクティブデバイス(72)
5.4 光パッシブデバイス(79)
5.5 光ファイバー/光回路デバイス(84)
5.6 光測定器/製造装置(88)
6. 品目別市場動向(93)
6.1 光伝送装置/関連装置(95)
6.1.1 光伝送装置(SDH/SONET、WDM)(97)
6.1.2 ルーター(104)
6.1.3 L2/L3スイッチ(110)
6.1.4 PONシステム(115)
6.1.5 FTTx用メディアコンバーター(119)
6.2 光トランシーバー/トランスポンダー(123)
6.2.1 100Gライン側光トランシーバー/トランスポンダー(125)
6.2.2 100Gクライアント側光トランシーバー(130)
6.2.3 40G光トランシーバー/トランスポンダー(136)
6.2.4 10G光トランシーバー/トランスポンダー(141)
6.2.5 低速光トランシーバー(149)
6.2.6 データセンター用光トランシーバー(153)
6.2.7 AOC(158)
6.3 光アクティブデバイス(161)
6.3.1 100G/40G LD(163)
6.3.2 10G LD(170)
6.3.3 DFB-LD(2.5G以下)(177)
6.3.4 ファブリペローLD/VCSEL(181)
6.3.5 APD(187)
6.3.6 デジタルコヒーレントレシーバー(194)
6.3.7 光アンプモジュール(198)
6.3.8 励起レーザー(203)
6.3.9 LN光変調器(208)
6.4 光パッシブデバイス(213)
6.4.1 WSSモジュール(215)
6.4.2 コンベンショナル光スイッチモジュール(220)
6.4.3 非球面レンズ(225)
6.4.4 ボールレンズ(230)
6.4.5 光アイソレーター(234)
6.4.6 光スプリッター(240)
6.4.7 光アイソレーター用光学材料(243)
6.4.8 InP基板(248)
6.5 光ファイバー/光回路デバイス(253)
6.5.1 光ファイバー(255)
6.5.2 光ファイバーコード(260)
6.5.3 光コネクター(264)
6.5.4 光フェルール(268)
6.5.5 100GコヒーレントDSP(273)
6.5.6 PON用ギガメインチップ(276)
6.6 光測定器/製造装置(281)
6.6.1 光スペクトラムアナライザー(283)
6.6.2 OTDR(287)
6.6.3 光パワーメーター(291)
6.6.4 測定用光源(296)
6.6.5 測定用可変光減衰器(300)
6.6.6 光ファイバー融着接続機(304)
6.6.7 光ファイバークリーバー(308)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2015 光通信関連市場総調査

頒価
165,000円(税抜 150,000円)

発刊日
2015年10月15日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
311ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-761-6

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