◆マルチクライアント調査レポート:2012年11月28日発刊

シェールガス革命による日本化学産業の将来像

日本の化学産業のサプライチェーンがどう変貌していくのか
−調査の背景−
  • 硬い岩盤であるシェール層からのガスの生産は、2001年に発見されたテキサス州のBarnett鉱床で水平堀りや水圧破砕などの新技術の適用により経済的に採取可能なこどが実証され、2005〜2007年にかけて独立系エネルギー会社により、いくつかの巨大シェール層が発見された。メージャーオイル各社もシェールガス開発に参入してきている。
  • シェールガスは、北米、カナダ、欧州、アジア、オーストラリア等世界に広く潜在的な資源として分布しており、より安心できるエネルギー資源として期待される。
  • 日本でも総合商社、ガスメーカー、石油企業が権益取得のために活発に動きだしている。
  • 米国では石油化学競争力が蘇るとの試算からDow、Shellが米国内での石油化学製品の生産の見直しを発表している。
  • 日本では残念ながらシェールガスの商用生産は期待できない。日本の石油化学産業は石油産出国の石化事業への参入、アジアにおける石化事業の拡大等、資源を持たない、円高等コスト競争力が極端に劣る。
  • 2012年には業界最大手の三菱ケミカルホールディングスがエチレン設備の縮小を発表している。
  • 日本の化学メーカーはグローバル戦略を加速的に進める必要があるが、どこで何を生産し、生き残りをかけるのか短期に選択する必要がある。このシェールガスを石化原料として使う以外にエネルギー利用の化学品生産も選択の1つである。
  • 本調査ではこのような背景から日本を代表する化学関連企業のシェールガス実用化に向けた世界の動きの中で、どこで何を生産し、どこに販売して利益を確保していくのか、富士キメラ総研として考察した。
−調査ポイント−
日本の化学産業関連企業はどうするのか!!
  • 国産石化のスリム化
  • 国産石化の差別化(生産技術、川下化、品質)
  • 石化以外の大型新規事業の育成
  • 素材転換(石化のグローバル化)
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. シェールガス革命による化学産業への影響・将来像(2)
1) 日本の化学産業への影響(2)
(1) 日本の化学産業の方向性(2)
(2) 日本のエチレンセンターの将来像(3)
(3) ブタジエン減産イメージ(4)
(4) C3及びC4代替技術(5)
(5) シェールガス関連ビジネス概要(7)
2) 世界化学産業への影響(8)
(1) エチレン及びPEへの影響(8)
(2) 米国のエチレンバランス(10)
(3) ブタジエンへの影響予測(11)
(4) バイオマスとの関連性(12)
2. シェールガス・オイルの概要(13)
1) シェールガス革命とは(13)
2) シェールガス・オイル概要(14)
3) シェールガス・オイル埋蔵量(17)
(1) 世界のシェールガス埋蔵量(17)
(2) 在来型天然ガスとの比較(18)
(3) 米国のシェールガス埋蔵量(19)
(4) 米国のシェールオイル埋蔵量(21)
3. 米国のシェールガス・オイル鉱床(22)
1) 米国の主要シェール鉱床(ドライorウェット)(22)
2) シェールガス成分(ドライorウェット)(23)
3) 米国及びカナダのシェール鉱床一覧・概要(25)
4. 米国のシェールガス・オイル生産量(27)
1) シェールガス生産量推移(27)
2) シェールオイル生産量推移(28)
5. シェールガス業界構造・チェーン(29)
1) シェールガス業界構造(29)
2) シェールガス供給チェーン概要(30)
6. シェールガスのコスト概要(32)
1) 採掘コスト(32)
2) ガス価格(33)
3) LPG価格(34)
4) エチレン価格(37)
7. 採掘技術・マテリアル(39)
1) 採掘技術概要(39)
2) フラクチャリング流体(薬品及びマテリアル)(40)
3) フラクチャリング流体市場(48)
8. 環境問題・規制概要(50)
1) 使用する水の確保の問題(50)
2) 地下水汚染の問題(50)
3) 排水処理の問題(50)
4) 地震の問題(51)
5) 温室効果ガス(CO2)排出(51)
9. 米国以外のシェールガス開発状況(52)
1) カナダ(52)
2) 中国(53)
3) 欧州(57)
4) その他地域(58)
5) 有望地域(59)
10. 日本のシェールガス関連の開発・取組状況(国および関連団体)(61)
1) 経済産業省(61)
2) JOGMEC(61)
3) RING(62)
4) JPAEX(67)
11. 関連データ(エネルギー及び化学品)(68)
1) 世界の1次エネルギー需要予測(68)
2) 世界の原油需要予測(70)
3) 世界のLNG需要予測(72)
4) 世界のLPG需要予測(73)
5) 各国のC2・C3化学品の生産能力・生産量・需要量実績及び予測(75)
(1) アジアのエチレン動向(75)
(2) 南北アメリカのエチレン動向(76)
(3) 中東・欧州・その他のエチレン動向(77)
(4) アジアのPE動向(78)
(5) 南北アメリカのPE動向(79)
(6) 中東・欧州・その他のPE動向(80)
(7) アジアのプロピレン動向(81)
(8) 南北アメリカのプロピレン動向(82)
(9) 中東・欧州・その他のプロピレン動向(83)
(10) アジアのPP動向(84)
(11) 南北アメリカのPP動向(85)
(12) 中東・欧州・その他のPP動向(86)
II. メーカーケーススタディ編(87)
1. JXホールディングス(株)(88)
2. (株)三菱ケミカルホールディングス(94)
3. 三井化学(株)(104)
4. 住友化学(株)(110)
5. 旭化成(株)(118)
6. 三菱ガス化学(株)(129)
7. 電気化学工業(株)(130)
8. 東ソー(株)(132)
9. (株)クラレ(134)
10. 日本ゼオン(株)(139)
11. JSR(株)(144)
12. 東京ガス(株)(147)
13. 大阪ガス(株)(150)
14. 国際石油開発帝石(株)(154)
15. (株)クレハ(156)
16. 住友ベークライト(株)(158)
17. 三菱重工業(株)(161)
18. (株)IHI(164)
19. 新日鐵住金(株)(165)
20. 日揮(株)(166)
21. 双日(株)(168)
22. 丸紅(株)(169)
23. 伊藤忠商事(株)(171)
24. 三井物産(株)(172)
25. 三菱商事(株)(177)
26. 住友商事(株)(180)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
シェールガス革命による日本化学産業の将来像

頒価
550,000円(税抜 500,000円)

発刊日
2012年11月28日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
182ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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