◆マルチクライアント調査レポート:2010年12月22日発刊

屈折率精密制御テクノロジーに関する調査

先進光学材料の技術動向と今後の市場性探索
−調査の背景−
  • 光学材料はディスプレイ、IT・情報通信、情報記録などの各光学分野を支えているキーマテリアルである。特にプラスチック、ポリマー樹脂は加工性、成形性が高いため、大量生産が可能、かつ軽薄短小化が容易などの点から広範な用途に応用され、既に一大市場を構築している。
  • 一方で、さらなる光学機能の高度化を訴求して、各所で材料、技術面双方からの研究開発の取組みが旺盛に行われている。中でも屈折率の精密制御は、光学材料設計において、土台となる技術(テクノロジー)であり、屈折率の制御が他の光学特性の向上に及ぼす影響は大きい。
  • 例えば、位相差フィルムの複屈折率の波長分散制御、広帯域化は、LCDにおける透過率、反射率の広帯域化にとって非常に重要な要素であり、また、LED封止材における高屈折率化による光取出しの効率化、光学素子機能の向上を訴求しての光学レンズにおける低複屈折化などのトライアル実施例もみられる。
  • 屈折率制御に対するアプローチは、分子設計や材料のハイブリッド化、コンポジット化など材料面からの手法と、フィルム延伸や表面修飾、コーティングなど(加工)技術面からの手法と、材料、技術双方からのトライアルが見受けられる。
  • 高屈折率化、低屈折率化など広義な意味での屈折率の制御を適用しての市場は、既に形成されているが、さらなる光学特性の向上を訴求しての動きが活発化している。
  • 本調査企画では、屈折率制御技術の動向と技術確立が及ぼす応用市場への影響を明確化することを目的とした。
−調査のポイント−

屈折率精密制御テクノロジーに関する調査:調査ポイントイメージ

  • 各種光学材料における屈折率制御(コントロール)への取組み事例の抽出・把握
  • 屈折率制御が及ぼす各種光学特性の向上、付加価値化(創出メリット)
  • 屈折率制御適用の光学材料の応用市場(既存、新規)の抽出・市場性の把握
  • 屈折率精密制御が及ぼす既存採用材料からの代替ポテンシャルの有無
  • 屈折率精密制御に伴う問題点・課題点
    本調査レポートにおいて対象市場は全て世界市場とする。
    また、2010年の市場規模は、同年の実績値とする。
−目次−
I. 市場概要・分析編(1)
1. 屈折率制御の概要(2)
1) 屈折率とは(2)
2) 屈折率制御の分類(3)
3) 各種材料の屈折率一覧(4)
4) 屈折率制御動向の背景と主な対象分野(6)
2. 汎用光学樹脂市場と高低屈折率材料市場の位置付け(7)
1) 高低屈折率化にみる調査対象材料領域(7)
2) 汎用光学樹脂市場と高低屈折率材料市場の位置付け(2010年)(8)
3) 屈折率1.4〜1.6域既存光学樹脂市場規模推移(2009年〜2015年予測)(9)
3. 屈折率制御テクノロジー応用市場ロードマップ(10)
1) 主要用途別における屈折率制御の現状と今後の動向(11)
2) 高低屈折率材料における材料別ウエイト(2010年、2020年予測)(12)
3) 今後の方向性(13)
4. 主要取組み企業と高低屈折率材料一覧(14)
5. 屈折率制御材料動向(16)
1) 高屈折率材料(16)
2) 低屈折率材料(23)
3) 高低屈折率材料による既存材料代替(28)
6. 屈折率制御動向(29)
1) 屈折率制御動向一覧(29)
2) 屈折率制御技術の概要・アプローチ手法(30)
3) 屈折率制御によるメリット・付加価値化(33)
7. 高低屈折率材料に対するエンドユーザー見解一覧(34)
8. 大学・研究機関における開発・取組み事例(35)
9. 屈折率測定装置と主な光学設計ソフトウェア(38)
II. 用途市場動向編(40)
1. 光学フィルム・シート(41)
2. 光学レンズ(47)
3. LED(52)
4. 光通信デバイス(56)
5. その他(61)
共通調査項目
屈折率制御の動向、市場規模推移及び予測(2009年〜2020年予測)、屈折率制御の訴求要因とその他要求特性、主要部剤・デバイスメーカーの屈折率制御に対する見解、加工技術による屈折率制御動向
III. メーカーケーススタディ編(66)
材料メーカー編(67)
1. 大阪ガスケミカル(68)
2. 帝人化成(72)
3. 三菱ガス化学(76)
4. JSR(81)
5. 日産化学工業(86)
6. 日油(89)
7. 東亞合成(92)
8. 新日鐵化学(95)
9. NTTアドバンステクノロジ(97)
10. 旭化成イーマテリアルズ(100)
11. 星光PMC(103)
12. 住友大阪セメント(105)
13. 住友精化(108)
14. 旭硝子(109)
15. DIC(113)
16. 日東電工(116)
17. 三菱化学科学技術研究センター(119)
18. 日本ゼオン(121)
19. 信越化学工業(124)
20. 昭和電工(127)
21. 出光興産(129)
デバイス・部材メーカー編(130)
1. 大日本印刷(131)
2. 富士フイルム (1)(134)
3. 富士フイルム (2)(136)
4. コニカミノルタオプト(139)
5. HOYA(143)
6. 日亜化学工業(146)
7. シチズン電子(148)
8. 三菱レイヨン(150)
9. 旭硝子(154)
10. 住友電気工業(156)
11. エンプラス(159)
12. オムロン(162)
セットメーカー編(165)
1. パナソニック(166)
2. キヤノン(168)
3. ソニーモバイルディスプレイ(170)
4. 三洋電機(172)
5. ニコン(173)
6. オリンパス(174)
7. 日本IBM(175)
共通調査項目
屈折率制御テクノロジーの取組み事例、屈折率制御が及ぼすメリット・付加価値化、屈折率以外の訴求特性、応用用途(想定含む)、事業規模推移(2009年実績〜2020年予測)、屈折率性能の評価・測定シュミレーション、課題・問題点、今後の方向性
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
屈折率精密制御テクノロジーに関する調査

頒価
550,000円(税抜 500,000円)

発刊日
2010年12月22日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
176ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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