◆市場調査レポート:2011年03月02日発刊

2011年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

エレクトロニクス・エネルギー・環境・医療分野で活躍する高機能フィルムの最新トレンドを徹底網羅
−調査の背景−
  • 機能性高分子フィルムとは、ベース材となるプラスチックフィルムにコーティングや蒸着等の表面処理やラミネート等の二次加工、またはベースフィルム原料自体の高機能化やハイブリッド化などにより、何らかの機能を付与したフィルムであり、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、包装等、非常に多岐な分野で応用されている。
  • 付与機能としては、光学機能、ハイバリア機能、電気的機能、耐熱性、離型性、意匠性等が挙げられ、プラスチックフィルム単体では発現できない高付加価値な特性が付加されている。一方で、電気電子、自動車等、最終製品の軽薄短小化、高性能化に伴い、フィルム資材に要求される機能は年々、多機能化、高機能化の度合いがさらに強まりつつある。
  • また、市場拡大や応用用途の多様化の進展と共に、参入企業間の競争は激化しており、従来、日系企業の得意としてきた分野でも、韓国、台湾、中国等、海外企業が台頭してきている。海外企業はコスト競争力を武器に、市場での存在感を強めていく中で、日系企業は、従来以上に技術力での差別化を図る必要に迫られている。
  • 世界経済は一時期の低迷期を脱し、各市場は回復基調を迎えている。中国を中心とした新興国の旺盛な需要を背景に拡大するディスプレイ分野や、クリーンエネルギーの創出を目的に急成長を遂げている電池関連市場など、各産業分野における成長・発展において、機能性高分子フィルムの果たす役割は、これまで以上に重要なものとなっている。
  • 本調査レポートでは、機能性高分子フィルムとして57品目を取り上げ、その応用領域を、FPD関連、半導体・実装関連、電池関連、電気・自動車・建材、バリア包材、包材、他の6分野に分類し、品目別に市場規模や用途展開状況、材料構成、海外動向、研究開発状況等の観点から市場分析を行った。
  • 本調査レポートが関連企業の経営、研究、製造、販売等、マーケティング全般において御活用頂けるものと確信している。
−調査目的−
  • 本調査レポートでは、ベース材となるプラスチックフィルムに二次加工を行うか、または原料自体の高品質化を図り、機能性を付与したフィルムを機能性高分子フィルムと称し、調査対象とした。そして、品目別に需要規模や用途展開状況、材料構成、海外動向、研究開発状況等の観点から市場分析を行うことで、機能性高分子フィルム市場の今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査品目−
分類品目名
FPD関連(16品目)モスアイフィルム、反射防止フィルム、偏光フィルム、偏光膜保護フィルム、位相差フィルム、輝度向上フィルム、拡散フィルム、反射フィルム、透明導電性フィルム、耐指紋性フィルム、光学用円偏光フィルム、光学用離型フィルム、プロテクトフィルム、OCAテープ(タッチパネル用)、プラスチックフィルム基板、フレキシブルガラス基板
半導体・実装関連(7品目)バックグラインドテープ、ダイシングテープ、ダイボンディングフィルム、ドライフィルムレジスト、カバーレイフィルム、FPC用離型フィルム、放熱シート
電池関連(6品目)太陽電池用封止フィルム、太陽電池用バックシート、太陽電池用プラスチック基板、太陽電池用カバーフィルム、リチウムイオン電池用セパレータ、燃料電池用電解質膜
電気・自動車・建材(9品目)加飾フィルム、転写フィルム、メッキ代替フィルム、ウインドウフィルム、熱線遮蔽フィルム、調光フィルム、遮光フィルム、セルフクリーニングフィルム(光触媒フィルム)、防錆フィルム
バリア包材(9品目)PVDCコートフィルム、アルミ蒸着フィルム、透明蒸着フィルム、ONY系共押出フィルム、EVOH系共押出OPPフィルム、PVAコートOPPフィルム、ハイブリッドバリアフィルム、ナノコンポジットコートフィルム、脱酸素フィルム/酸素吸収フィルム
包材、他(10品目)吸湿フィルム、通気性フィルム、イージーピールフィルム、方向性フィルム、防曇フィルム(OPP)、バイオ・生分解性フィルム、シュリンクフィルム、グラファイトシート、衝撃吸収シート、LED照明用光拡散・導光フィルム
合計57品目 
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 市場動向
4. 価格動向
5. 用途動向
6. メーカーシェア
7. 海外動向
8. 競合・棲み分け状況
9. 採用素材動向
10. 研究開発・技術動向及び材料技術ロードマップ
11. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 機能性高分子フィルム市場調査結果概要(3)
2. 機能性高分子フィルム市場概要(5)
1) 全体市場規模推移及び予測(2007年〜2014年予測)(5)
2) 分野別需要動向(6)
3. 分野別の需要トレンド(7)
1) FPD関連(7)
2) 半導体・実装関連(11)
3) 電池関連(13)
4) 電気・自動車・建材分野(16)
5) バリア機能(18)
6) その他包材(20)
4. 分野別品目市場規模一覧(22)
5. 品目別販売額/成長率ランキング(25)
6. 世界エリア別需要構成・生産状況(28)
7. 採用素材及び機能付与技術の概要(32)
1) 採用素材(32)
2) 機能付与技術(33)
3) 品目別採用素材・技術一覧(34)
II. 集計編(37)
1. 主要参入企業一覧(39)
2. 市場規模推移及び予測(2007年〜2014年予測)(50)
3. メーカーシェア及び用途別ウエイト(2010年)(60)
4. 品目別価格一覧(70)
III. 品目別市場編(73)
A. FPD関連(75)
1. モスアイフィルム(77)
2. 反射防止フィルム(81)
3. 偏光フィルム(89)
4. 偏光膜保護フィルム(95)
5. 位相差フィルム(100)
6. 輝度向上フィルム(107)
7. 拡散フィルム(113)
8. 反射フィルム(118)
9. 透明導電性フィルム(123)
10. 耐指紋性フィルム(128)
11. 光学用円偏光フィルム(133)
12. 光学用離型フィルム(137)
13. プロテクトフィルム(142)
14. OCAテープ(タッチパネル用)(149)
15. プラスチックフィルム基板(154)
16. フレキシブルガラス基板(159)
B. 半導体・実装関連(161)
17. バックグラインドテープ(163)
18. ダイシングテープ(169)
19. ダイボンディングフィルム(175)
20. ドライフィルムレジスト(181)
21. カバーレイフィルム(187)
22. FPC用離型フィルム(192)
23. 放熱シート(197)
C. 電池関連(203)
24. 太陽電池用封止フィルム(205)
25. 太陽電池用バックシート(212)
26. 太陽電池用プラスチック基板(220)
27. 太陽電池用カバーフィルム(225)
28. リチウムイオン電池用セパレータ(229)
29. 燃料電池用電解質膜(236)
D. 電気・自動車・建材(243)
30. 加飾フィルム(245)
31. 転写フィルム(251)
32. メッキ代替フィルム(257)
33. ウインドウフィルム(262)
34. 熱線遮蔽フィルム(267)
35. 調光フィルム(272)
36. 遮光フィルム(274)
37. セルフクリーニングフィルム(光触媒フィルム)(279)
38. 防錆フィルム(286)
E. バリア包材(293)
39. PVDCコートフィルム(295)
40. アルミ蒸着フィルム(302)
41. 透明蒸着フィルム(308)
42. ONY系共押出フィルム(316)
43. EVOH系共押出OPPフィルム(322)
44. PVAコートOPPフィルム(328)
45. ハイブリッドバリアフィルム(334)
46. ナノコンポジットコートフィルム(340)
47. 脱酸素フィルム/酸素吸収フィルム(345)
F. 包材、他(351)
48. 吸湿フィルム(353)
49. 通気性フィルム(356)
50. イージーピールフィルム(361)
51. 方向性フィルム(367)
52. 防曇フィルム(OPP)(373)
53. バイオ・生分解性フィルム(379)
54. シュリンクフィルム(386)
55. グラファイトシート(393)
56. 衝撃吸収シート(399)
57. LED照明用光拡散・導光フィルム(401)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2011年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2011年03月02日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
402ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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