◆市場調査レポート:2008年07月17日発刊

2008年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望

汎用プラスチックからエンプラ・スーパーエンプラまで、フィルム・シート市場の全貌を探る
−調査の背景−
  • プラスチックフィルム・シートは、汎用樹脂から、エンプラ、スーパーエンプラまで多数の樹脂がフィルム・シート化されており、その材料特性や成膜方法、膜厚に応じた用途展開がされている。
  • その応用領域は、買い物袋のような身近な日用雑貨類から、食品包装、エレクトロニクス分野、農業資材、建材、医薬品など多岐に亘る分野で採用され、日常生活や工業・産業分野に於いて広く浸透している。
  • 当該市場を取り巻くここ数年の状況を捉えると、環境規制強化や原料価格の高騰、末端製品市場の不振、また安価な輸入品との競合が激化するなど、国内の市場環境は厳しさを増している。一方で、中国・アジアを中心とした海外生産化などグローバル化への対応もさらに進んでいる。
  • このような中にあって、プラスチックフィルム・シート業界に於いても、世界的な視野に立ったマーケティングの重要性は年々、高まる傾向にあると考えられる。また参入各社は、他社製品との差別化、高機能化なども含めた独自展開を進めることで、事業拡大を図る一面もみられる。
  • 本調査レポートでは上記背景を踏まえ、2006年に発刊した「2006年プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望」のデータを見直し、最新のプラスチックフィルム・シート市場の現状及び将来性、並びに海外マーケットの状況、日本メーカーのグローバル化状況、技術開発動向などを明確化することを目的とする。
  • なお、今回集計したプラスチックフィルム・シート56品目のトータル市場規模は、2007年実績で約396万5,000t、2兆2,164億円規模を示している。プラスチック製品中、最大規模のマーケットひとつに位置付けられる。
  • 当レポートが関連各社の経営、研究、製造、販売等、マーケティング全般に於いてご活用頂けるものと確信している。
−調査目的−
  • 本調査は、プラスチックの利用形態において最も汎用性が高く、幅広い分野で利用されているプラスチックフィルム・シート市場の現状をまとめるとともに、末端製品分野の需要動向、環境対策や海外の概況などを把握することで、同市場の今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
プラスチックフィルム(49品目)、シート(10品目)
汎用プラスチック
PE
LDPE(含L‐LDPE)、L‐LDPEシーラント、HDPE、PEパレットストレッチ、PEシュリンク
PP
OPP、CPP、PPシュリンク
PO
業務用POラップ、PO系ラップ(小巻)、多層PO系シュリンク、農PO、EVA、ポリメチルペンテン
EVOH
EVOH、EVOH系共押出
PVC
PVCストレッチ、PVCラップ、PVC農業用(農ビ)、PVCマーキング、PVCインテリア
PVDC
PVDC、PVDC系共押出
PS
PS
PMMA
PMMA
PVA
二軸延伸PVA、PVA無延伸
PVB
PVB
ウレタン
TPU
セルロース
セロハン、TAC
エンプラ
延伸PA(ONY)、無延伸PA(CNY)、PC(光学・透明導電)、COP(COC含む)、変性PPE、PET、PEN、PBT、PAN、フッ素樹脂
スーパーエンプラ
PI、透明PI、熱可塑性PI、PEEK、PEI、LCP、PPS、アラミド
シート、他
HIPSシート、BOPSシート、A-PETシート、PPシート、高透明PPシート、EVOH系共押出シート、PMMAシート、PCシート、PLAフィルム・シート、バイオプラフィルム・シート
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 価格動向
4. 市場規模推移及び予測(2004年〜2011年予測)
5. メーカーシェア
6. 用途動向
7. 競合・棲み分け状況
8. 環境対策動向
9. 材料・技術改良ニーズと研究開発動向
10. 海外動向
11. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. プラスチックフィルム・シート市場の位置付け(3)
2. プラスチックフィルム・シート市場の概要(4)
1) 全体市場規模推移及び予測(2004年〜2011年予測)(4)
2) プラスチックフィルム・シート全体市場トレンド(5)
3) プラスチックフィルム・シート分類別市場トレンド(6)
3. プラスチックフィルム・シート市場の用途動向(7)
1) 用途別需要構造(2007年)(7)
2) 用途別需要動向と競合分析(8)
(1) 包装用シート競合状況(8)
(2) LCD用フィルム・シート競合状況(9)
(3) 太陽電池構成フィルムの概要(10)
(4) PMMAシートとPCシート競合状況(11)
3) 用途と価格の関連性(13)
4. 素材別需要トレンド(15)
5. プラスチックフィルム・シート市場の品目別動向(17)
1) 品目別平均成長率の位置付け(金額ベース)(17)
2) 主要成長品目と用途分野との関連(18)
3) 成長要因・成長阻害要因のポイント(20)
4) 品目別市場成長状況(金額ベース)(21)
6. 価格動向(22)
II. 集計編(25)
1. 主要参入企業一覧(27)
2. 市場規模推移及び予測一覧(2004年〜2011年予測)(34)
3. メーカーシェア及び用途別ウエイト(2007年)(46)
III. 品目別市場編(59)
汎用プラスチックフィルム
1 LDPEフィルム(含むL-LDPE)(61)
2 L−LDPEシーラントフィルム(65)
3 HDPEフィルム(70)
4 PEパレットストレッチフィルム(74)
5 PEシュリンクフィルム(79)
6 OPPフィルム(83)
7 CPPフィルム(88)
8 PPシュリンクフィルム(93)
9 業務用PO系ラップフィルム(ストレッチ・シュリンク)(98)
10 PO系ラップフィルム(小巻)(104)
11 多層PO系シュリンクフィルム(109)
12 農POフィルム(114)
13 EVAフィルム(119)
14 ポリメチルペンテンフィルム(124)
15 EVOHフィルム(129)
16 EVOH系共押出フィルム(134)
17 PVCストレッチフィルム(138)
18 PVCラップフィルム(142)
19 PVC農業用フィルム(146)
20 PVCマーキングフィルム(151)
21 PVCインテリアフィルム(156)
22 PVDCフィルム(161)
23 PVDC系共押出フィルム(166)
24 PSフィルム(169)
25 PMMAフィルム(173)
26 二軸延伸PVAフィルム(177)
27 PVA無延伸フィルム(181)
28 PVBフィルム(185)
29 ウレタン(TPU)フィルム(192)
30 セロハン(195)
31 TACフィルム(200)
エンプラフィルム
32 延伸PA(ONY)フィルム(205)
33 無延伸PA(CNY)フィルム(211)
34 PCフィルム(光学・透明導電用)(214)
35 COPフィルム(COC含む)(219)
36 変性PPEフィルム(224)
37 PETフィルム(227)
38 PENフィルム(233)
39 PBTフィルム(237)
40 PANフィルム(242)
41 フッ素樹脂フィルム・シート(246)
スーパーエンプラフィルム
42 PIフィルム(249)
43 透明PIフィルム(254)
44 熱可塑性PIフィルム(258)
45 PEEKフィルム(260)
46 PEIフィルム(264)
47 LCPフィルム(268)
48 PPSフィルム(273)
49 アラミドフィルム(276)
プラスチックシート、他
50 HIPSシート(280)
51 BOPSシート(283)
52 A−PETシート(287)
53 PPシート(291)
54 高透明PPシート(295)
55 EVOH系共押出シート(299)
56 PMMAシート(303)
57 PCシート(309)
58 PLAフィルム・シート(315)
59 バイオプラフィルム・シート(321)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2008年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2008年07月17日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
323ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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