◆市場調査レポート:2008年05月28日発刊

2008年 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望

自動車軽量化、環境対応・RC化の中で大きな役割を果たす高分子系材料、ケミカル材料、及び部材の需要分析
−調査の背景−
  • 世界の自動車生産台数は7,000万台を超え、市場は着実に拡大を続けている。トヨタ自動車を筆頭に日本の自動車メーカーの躍進も目覚しく、生産台数及び技術的にも世界に於ける位置付けは益々拡大している。また、これまで世界の自動車産業の中心だった日・米・欧に迫る勢いで、中国やインドなどの国々が市場を拡大させている。
  • このように拡大を続ける自動車産業を支えているのが材料メーカーとも言われている。2万点以上の部品で構成される自動車には、金属、樹脂、ガラスなど様々な材料が使用されている。中でも、プラスチックやエラストマー等の高分子系材料は、金属に比べ軽く、自動車の軽量化、さらに温室効果ガス抑制に繋がる自動車材料として注目を浴びている。
  • 高分子材料の研究開発が進み、高品質化するのに伴い、高分子材料の採用部品はアイテムを増加させており、電装品や内装品の他、機構部品や外装部品にも採用が拡大している。特に、エンジニアリングプラスチックスなどは高耐熱性や機械的強度など特有の特性を活かし、金属を代替する材料として市場は拡大している。
  • 軽量化は自動車メーカーにとって最重要課題のひとつであり、高分子材料は軽量化を実現させるキーマテリアルとされる。また、環境対応への取組みも進展しており、リサイクル可能な材料や、バイオプラスチックなど低環境負荷材料の採用も増加している。これらの高分子材料に対するニーズは高まる一方であり、実用化さらに普及に向けた研究開発が着実に進められている。
  • 本調査レポートでは、自動車用ケミカル/高分子材料市場を取り巻くこれらの動向に注目し、各材料の市場分析とともに研究開発の動向をまとめ、2011年までの市場の方向性を明確化したものである。
  • 当資料が関連企業の経営、研究、製造、販売等マーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信している。
−調査目的−
  • 本調査レポートは、自動車の軽量化、環境対応、再商品化などを背景に、重要度を増している樹脂及び合成ゴムを対象とし、市場規模等を把握することにより、各材料の現状と今後の方向性を明確化することを目的とした。
  • また、高分子系材料以外の材料、注目部材や製品類なども取り上げ、自動車を取り巻くケミカル材料を広く捉えた。
−調査品目−
自動車用注目材料編
汎用熱可塑性樹脂
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ABS樹脂、メタクリル樹脂(PMMA)
エンジニアリングプラスチックス
ポリアミド(PA)、耐熱PA、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレート(PAR)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミドイミド(PAI)、液晶ポリマー(LCP)、サルフォン系樹脂(PES、PSU)
熱硬化性樹脂
フェノール樹脂(PF)、ポリウレタン(PUR)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)、フッ素樹脂(PTFE、他)
熱可塑性エラストマー
オレフィン系エラストマー(TPV,非架橋TPO)、スチレン系エラストマー(非架橋水添TPSコンパウンド)、エステル系エラストマー(TPC)、ウレタン系エラストマー(TPU)、アミド系エラストマー(TPAE)
合成ゴム
NBR・HNBR、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、アクリルゴム(ACM)、エピクロルヒドリンゴム(CHR)、フッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(Q)
その他
バイオプラスチック、カーブンナノチューブ(CNT)、炭素繊維(CFRP)
注目部材・製品編(軽量化、環境対応)
外板(ボディ)、バンパー、ヘッドランプ、窓ガラス、中間幕、ドアトリム、車体シール材(ウェザーストリップ、他)、成形天井、シート、インストルメントパネル、燃料タンク、水素タンク、インテークマニホールド、等速ジョイントブーツ、自動車触媒、ワイヤーハーネス、ECUケース
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 価格動向
4. 市場規模推移及び予測(2002年〜2009年予測)
5. メーカーシェア(2005年)
6. 用途動向
7. 競合・棲み分け状況
8. 海外動向
9. 材料・技術改良ニーズと研究開発動向
10. 環境対策動向
11. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 自動車用ケミカル材料市場と自動車生産台数のトレンドの比較(3)
2. 自動車用ケミカル材料市場規模の概要(6)
1) 自動車用ケミカル材料の市場規模推移及び予測(2004年〜2011年予測)(6)
2) 自動車用ケミカル材料市場の構造(8)
3) 自動車用ケミカル材料の種類別需要構造(9)
3. 自動車生産台数の推移及び予測(14)
1) 国内の生産台数と内訳(14)
2) 世界の生産台数と内訳(15)
4. 使用材料及び用途別ウエイト(16)
1) 材料別・用途別ウエイト(16)
2) 用途別動向(17)
3) 使用材料用途一覧(2007年)(19)
4) 材料別・用途別使用量と競合状況(20)
5) 材料別部品採用一覧(24)
5. 自動車及び材料メーカーの海外展開状況(26)
1) 日本自動車メーカーの海外展開状況(26)
2) 日本自動車メーカーの主要海外生産拠点一覧(28)
3) 日本自動車部品メーカーの海外進出状況(30)
4) 材料メーカーの生産状況(32)
6. 環境対応状況(36)
1) 主要自動車メーカーの環境への取組み事例(36)
2) 材料別環境対応状況(38)
3) 自動車関連法の概要(40)
II. 集計編(43)
1. 主要参入企業一覧(45)
2. 品目別市場規模推移及び予測(2004年〜2011年予測)(52)
3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウエイト(2007年)(66)
4. 品目別価格一覧(2007年)(73)
III. 品目別市場編(75)
汎用樹脂
1. ポリエチレン(PE)(77)
2. ポリプロピレン(PP)(82)
3. 塩化ビニル樹脂(PVC)(87)
4. ABS樹脂(91)
5. メタクリル樹脂(PMMA)(96)
エンジニアリングプラスチックス
6. ポリアミド(PA)(101)
7. 耐熱PA(109)
8. ポリカーボネート(PC)(114)
9. ポリアセタール(POM)(118)
10. 変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)(123)
11. ポリブチレンテレフタレート(PBT)(128)
12. ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)(133)
13. ポリフェニレンサルファイド(PPS)(137)
14. ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)(143)
15. ポリアリレート(PAR)(148)
16. ポリエーテルイミド(PEI)(152)
17. ポリアミドイミド(PAI)(156)
18. 液晶ポリマー(LCP)(161)
19. サルフォン系樹脂(PES、PSU)(166)
熱硬化性樹脂
20. フェノール樹脂(PF)(170)
21. ポリウレタン(PUR)(175)
22. 不飽和ポリエステル(UP)(180)
23. フッ素樹脂(184)
エラストマー
24. オレフィン系エラストマー(TPV・非架橋TPO)(188)
25. スチレン系エラストマー(非架橋水添TPSコンパウンド)(193)
26. エステル系エラストマー(TPC)(196)
27. ウレタン系エラストマー(TPU)(201)
28. アミド系エラストマー(TPAE)(206)
合成ゴム
29. NBR、HNBR(208)
30. エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)(213)
31. アクリルゴム(ACM)(218)
32. エピクロルヒドリンゴム(CHR)(223)
33. フッ素ゴム(FKM・FFKM他)(228)
34. シリコーンゴム(Q)(233)
その他
35. バイオプラスチック(237)
36. カーブンナノチューブ(CNT)(242)
37. 炭素繊維(CFRP)(245)
IV. 部品編(249)
38. 外板(ボディ)(251)
39. バンパー(253)
40. ヘッドランプ(255)
41. 窓ガラス(258)
42. 中間膜(261)
43. ドアトリム(265)
44. 車体シール材(ウェザーストリップ、他)(268)
45. 成形天井(269)
46. シート(272)
47. インストルメントパネル(275)
48. 燃料タンク(278)
49. 水素タンク(281)
50. インテークマニホールド(283)
51. 等速ジョイントブーツ(285)
52. 自動車触媒(287)
53. ワイヤーハーネス(291)
54. ECUケース(293)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2008年 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2008年05月28日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
294ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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