◆市場調査レポート:2006年10月10日発刊

2006 液晶関連市場の現状と将来展望 Vol. 3

ディスプレイ、アプリケーション、部品材料の世界動向を徹底調査
Vol. 3:事業戦略分析編
−調査の背景−
  • フラットパネルディスプレイ(以下、FPD)業界は、最大の潜在需要である『CRT-TV市場』を代替する供給体制が整いつつある。TFTはシャープ亀山第2工場(G8)への追加投資が確定(総額3,500億円)、韓国SamsungのG7増強、G8新設、LPLがG7.5の増強など40in以上の生産効率の高い大型ラインへの投資が活発に行われている。台湾においてもAUOのG7.5(2006年第4四半期)、CMOのG7.5新設(2007年)が確定している。PDP業界でも松下電器産業、LG Electronics、Samsung SDIが2006年、1,000億円以上の投資を計画、進行中であり、生産能力が急増していく。
  • 供給能力は実需を上回るペースで進みつつあり、パネルサイズによっては価格下落が急速に進んでいる。大型パネルのみでなく、中小型パネル業界においても、大口顧客(とくに携帯電話)の受注を目的とした各社の増産にともなう供給過剰、各用途における受注競争激化により、単価下落が異常なペースで進んでいる。
  • 厳しい環境下のもと、10in以上のパネルではサイズアップや高解像度化(Full HD・以下、フルHD)、中小型TFTでは携帯電話向けのVGAパネルやSOGによる各種センサ/周辺回路のアレイ内蔵、視野角制御といったモジュール売価の維持/引き上げの為の技術開発、顧客への提案が活発に行われている。
  • 一方、大手TFTメーカーでは部材の安定調達とコストダウンの為、グループ会社や自社による部材内製化が進みつつある。
  • このような市場環境の中、より有益な情報を詳細に提供するため今回のレポートは3分冊とし、下記のポイントにフォーカスする。
    −調査のポイント−
    Vol. 1:
    大型化やワイド化、高精細化などの傾向を明確に把握するため、各アプリケーション毎のディスプレイのトレンドを詳細に調査、パネルメーカー別の主要用途別出荷量、納入関係の実態を把握する。
    Vol. 2:
    関連部材市場を広範にわたり網羅。
    Vol. 3:
    ディスプレイメーカーの事業戦略、部材調達やアライアンス動向、キーコンポーネント、マテリアルメーカーの部材調達にフォーカス。
−調査目的−
  • 本資料は、ディスプレイ(LCD、PDP、OLED、その他デバイス)及び主要部品材料のメーカーケーススタディを行い、部材調達の傾向及び垂直統合化の動向を把握するとともに、FPD産業全体の傾向を明らかにすることを目的としている。
−調査対象−
1) パネルメーカー(LCD15社、PDP5社、OLED5社、LCOS2社、ePaper3社)30社
2) 部品材料メーカー30社
−品目一覧−
A. LCDメーカー
1. シャープ
2. セイコーエプソン
3. 東芝松下ディスプレイテクノロジー
4. 日立ディスプレイズ
5. ソニー
6. NEC液晶テクノロジー
7. オプトレックス
8. Samsung Electronics
9. LG.Philips LCD
10. Samsung SDI
11. BOE-Hydis/OT
12. AU Optronics(+QDI)
13. CMO
14. CPT
15. HannStar
B. PDPメーカー
1. FHP
2. パイオニア
3. 松下電器産業
4. Samsung SDI
5. LG Electronics
C. 有機ELメーカー
1. 東北パイオニア
2. TDK
3. Samsung SDI
4. RiT display
5. Univision
D. その他ディスプレイ
1. 日本ビクター(LCOS)
2. シチズンミヨタ(LCOS)
3. シチズン時計(ePaper)
4. ブリヂストン(ePaper)
5. PVI(ePaper)
E. 主要部材メーカー
1. 偏光板
日東電工、住友化学、サンリッツ、OPTIMAX、LG Chemical
2. カラーフィルタ
凸版印刷、大日本印刷、住友化学
3. バックライト
Coretronic、Radiant、Hansol、Heesung、Wooyoung
4. PDP光学フィルタ
旭硝子、三井化学、Samsung Corning
5. その他
OLED発光材料、光学フィルム等
−2006 液晶関連市場の現状と将来展望の調査内容について−
Vol. 1:ディスプレイ/アプリケーション分析編
Vol. 1は「1. 総括」、「2. ディスプレイデバイス」、「3. アプリケーション動向」、「4. FPDモジュール一覧」の4部構成になっています。
1. 総括
電子ディスプレイ全体市場の推移・予測についてディスプレイのタイプ別、サイズ別、用途別に分析、予測を行っています。また、液晶(以下、LCD)、PDP、有機ELについてはメーカー別サイズ別用途別の出荷枚数(2005年)、売上高推移、ライン一覧を集計しています。
2. ディスプレイデバイス
各種ディスプレイデバイスについて下記項目を調査しています。
(1)市場動向(市場概況、市場規模推移・予測(2004−2011年)今後の見通し) (2)価格動向  (3)メーカーシェア (4)地域別生産販売動向  (5)アプリケーション別市場動向(2004年−2011年予測)
3. アプリケーション動向
TVなど各種アプリケーション機器について下記項目を調査しています。
(1)製品概要/定義 (2)採用ディスプレイのトレンドと競合状況 (3)主要製品におけるディスプレイ採用事例 (4)市場動向(市場概況、市場規模推移・予測(2004−2011年)今後の見通し) (5)メーカーシェア  (6)地域別生産動向  (7)ディスプレイタイプ別サイズ別採用動向(2004−2011年) (8)パネルベンダーシェア(2005年) (9)納入関係 (10)パネルラインアップ
4. FPDモジュール一覧
各社がラインアップしているFPDのスペックをメーカー別サイズ別にソートし一覧にしてまとめてあります。
Vol. 2:部品材料編
Vol. 2は「1. 総括」、「2. 製造フローと関連企業」、「3. 集計・分析」、「4. 個別品目個票」の4部構成になっています。
1. 総括
ディスプレイデバイス及びマテリアル市場の概況及び海外部材メーカーの動向や日系部材メーカーの海外展開状況、差別化戦略と位相差フィルムなどの注目されている材料のトピックスについてまとめてあります。
2. 製造フローと関連企業
LCD、PDP、有機ELの製造フローと工程別の部材供給メーカーをまとめています。
3. 集計・分析
この章では、「4. 個別品目個票」から吸い上げたデータを集計しています。
4. 個別品目個票
LCD、PDP、有機EL、その他ディスプレイに関係する53製品について下記項目を調査しています。
(1)製品概要/定義 (2)市場動向(市場概況、市場規模推移・予測、今後の見通し) (3)メーカーシェア (4)地域別生産・販売ウエイト (5)価格動向 (6)用途/タイプ別ウエイト(2004年実績/2011年予測) (7)技術開発動向 (8)業界構造 (9)事業戦略 (10)参入メーカー一覧
Vol. 3:事業戦略分析編
Vol. 3は「1. 総括」、「2. パネルメーカーケーススタディ」、「3. 部材メーカーケーススタディ」、「4. 参入企業URLリスト」の4部構成になっています。
1. 総括
電子ディスプレイのタイプ別市場規模推移、FPDメーカー別生産実績と2006年度計画、メーカー別サイズ別用途別の出荷枚数(2005年/2006年上期実績、通期計画)、大型TFTの需給分析、アライアンス関係などを分析しています。
2. パネルメーカーケーススタディ
主要FPDメーカーについて下記の項目を調査しています。
(1)事業・製品戦略の特徴 (2)出荷量推移・計画 (3)生産ラインの状況 (4)部材調達状況 (5)設備投資額推移・計画 (6)主要販売先 (7)新製品・技術開発動向
3. 部材メーカーケーススタディ
カラーフィルタや偏光板、バックライトなどの主要部材について下記の項目を調査しています。
(1)事業・製品戦略の特徴 (2)アイテム別出荷量推移・計画 (3)生産ラインの状況 (4)部材調達状況 (5)設備投資額推移・計画 (6)主要販売先 (7)新製品・技術開発動向
4. 参入企業URLリスト
−当該資料の活用方法−
次のような企業の方にお勧めしています
1. 既存商品の見直し、新製品の開発・企画を担当されている方
2. 新規参入を計画している企業の方
3. マーケットを分析し、生産計画や設備投資計画立案に携わっている方
4. 部材調達を行ってるバイヤーの方
−備考−
為替レート
本調査資料では下記のレートを採用している。
年次200420052006年
以降
円/USドル106.55109.64115.0
略語
単語意味
LPS/LTPS低温ポリシリコン(TFT)
HPS/HTPS高温ポリシリコン(TFT)
a-Si/AMSアモルファスシリコン(TFT)
AM-OLED/PM-OLEDアクティブマトリクス有機EL/パッシブマトリクス有機EL
CRTCathode Ray Tube(ブラウン管全般を指す)
CDTColor Data Tube(モニタ用ブラウン管を指す)
CPTColor Picture Tube(カラーTV用ブラウン管を指す)
BLバックライト
CFカラーフィルタ
ePaper電子ペーパー
in/「"」インチ 1インチ=25.4mm
0.x-3.x in/4x ⇒任意の実数 /4インチ未満
ASPAverage Selling Price(平均単価)
2006Q12006年第1四半期(2006年1月〜3月)2006年1Q、1Q'06と同義
CAGR年平均成長率
G5/G6/G7第5世代/第6世代/第7世代(TFTのラインサイズ)
K(シート)1,000(枚)
メーカー名三洋エプソンイメージングデバイス(SEID)、東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD)、SAMSUNG El.(SEC or SSE)、LG.PhilipsLCD(LPL)、HannStar(HSD)、Quanta Display(QDI)、Chi Mei(CMO)
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 ディスプレイデバイス世界市場(3)
1.1.1 市場概況(3)
1.1.2 デバイスタイプ別市場規模推移・予測(5)
1.2 FPD地域別生産・設備投資動向(7)
1.2.1 ワールドワイド(7)
1.2.2 日本(日系)(10)
1.2.3 韓国(韓国系)(13)
1.2.4 台湾(台湾系)(16)
1.2.5 中国/香港(中国/香港系)(19)
1.2.6 欧米/他(21)
1.3 メーカー別FPD生産実績推移・計画(23)
1.4 アライアンス関係(26)
1.4.1 LCDアライアンスMAP(26)
1.4.2 PDPアライアンスMAP(28)
1.4.3 OLEDアライアンスMAP(29)
1.5 生産ライン一覧(31)
1.5.1 LCD生産ライン一覧(31)
1.5.2 PDP生産ライン一覧(41)
1.5.3 OLED生産ライン一覧(43)
1.6 メーカー別ディスプレイ出荷実績(44)
1.6.1 大型TFT用途別出荷実績(44)
1.6.2 中小型TFT用途別出荷実績(47)
1.6.3 中小型LTPS用途別出荷実績(49)
1.6.4 PDP用途別出荷実績(51)
1.6.5 OLED用途別出荷実績(52)
1.7 需給分析(53)
1.7.1 大型TFT需給予測(53)
1.7.2 PDP需給予測(60)
1.8 業界トピックス(64)
1.8.1 次世代TFTラインの動向(64)
1.8.2 TFTセル供給の動向(66)
1.8.3 フルHD PDPのトレンドと課題(68)
1.8.4 OLEDトピックス(70)
2.0 パネルメーカーケーススタディ(73)
2.1 LCDメーカー(75)
2.1.1 シャープ(75)
2.1.2 セイコーエプソン(79)
2.1.3 東芝松下ディスプレイテクノロジー(82)
2.1.4 日立ディスプレイズ(85)
2.1.5 ソニー(88)
2.1.6 NEC液晶テクノロジー(91)
2.1.7 オプトレックス(94)
2.1.8 Samsung Electronics(SSE)(97)
2.1.9 LG. Philips LCD(LPL)(100)
2.1.10 Samsung SDI(103)
2.1.11 BOE−Hydis/OT(106)
2.1.12 AU Optronics(QDI含む)(109)
2.1.13 Chi Mei Optoelectronics(CMO)(112)
2.1.14 Chunghwa Picture Tube(CPT)(115)
2.1.15 HannStar Display(HSD)(118)
2.2 PDPメーカー(121)
2.2.1 FHP(121)
2.2.2 パイオニア(124)
2.2.3 松下電器産業(127)
2.2.4 SamsungSDI(130)
2.2.5 LG Electronics(133)
2.3 OLEDメーカー(136)
2.3.1 東北パイオニア(136)
2.3.2 TDK(139)
2.3.3 SamsungSDI(142)
2.3.4 Rit Display(145)
2.3.5 Univision(148)
2.4 LCOSメーカー(151)
2.4.1 日本ビクター(151)
2.4.2 シチズンミヨタ(154)
2.5 ePaperメーカー(157)
2.5.1 シチズン時計(157)
2.5.2 ブリヂストン(160)
2.5.3 Prime View International(PVI)(163)
3.0 部材メーカーケーススタディ(167)
3.1 LCD偏光板(169)
3.1.1 日東電工(169)
3.1.2 住友化学(172)
3.1.3 サンリッツ(175)
3.1.4 LG Chemical(178)
3.1.5 OPTIMAX(181)
3.2 LCDカラーフィルタ(184)
3.2.1 凸版印刷(184)
3.2.2 大日本印刷(187)
3.2.3 住友化学(190)
3.3 LCDバックライト(193)
3.3.1 Heesung Electronics(193)
3.3.2 Hansol LCD(196)
3.3.3 Wooyoung(199)
3.3.4 Coretronic(中強光電)(202)
3.3.5 Radiant Opto-Electoronics(瑞儀光電)(205)
3.4 ドライバIC(208)
3.4.1 NECエレクトロニクス(208)
3.4.2 沖電気工業(211)
3.4.3 Samsung Electronics(214)
3.4.4 シャープ(217)
3.5 PDP光学フィルタ(220)
3.5.1 旭硝子(220)
3.5.2 三井化学(223)
3.5.3 Samsung Corning(226)
3.6 OLED材料(229)
3.6.1 出光興産(229)
3.6.2 東洋インキ製造(232)
3.6.3 住友化学(235)
3.7 ディスプレイ用光学フィルム(238)
3.7.1 富士フイルム(TACフィルム/他)(238)
3.7.2 コニカミノルタオプト(TACフィルム/他)(241)
3.7.3 恵和(拡散シート)(244)
3.7.4 東レ(反射シート)(247)
3.7.5 東レ(PETフィルム)(250)
3.7.6 帝人デュポンフィルム(PETフィルム)(253)
3.8 その他液晶関連部材(256)
3.8.1 積水化学工業(シール剤/スペーサ)(256)
4.0 参入メーカーURLリスト(259)
4.1 パネルメーカー(261)
4.2 部材メーカー(266)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2006 液晶関連市場の現状と将来展望 Vol. 3

頒価
104,500円(税抜 95,000円)

発刊日
2006年10月10日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
276ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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