◆市場調査レポート:2005年01月31日発刊

2005年版 機能性塗料・コーティングの現状と将来展望

高機能化/環境対応化する注目塗料・コーティングのグローバル市場分析
−調査の背景−
  • 機能性塗料・コーティングはその特性を活かし、建築・土木材料、自動車、エレクトロニクス部材、電化製品、日用品など幅広い分野で使用されており、耐候性や耐熱性、防食性などの機械・化学機能を始め、光学機能、電気・電子機能、熱的機能等の機能を被塗物に付与する役目を持つ。

  • 機能性塗料・コーティング材を塗布・コートすることで、被塗物の高付加価値化・高品質化に貢献しており、更なる研究開発・製品改良を行なうことで、使用範囲の拡大が図られている。

  • 研究開発・製品改良では機能性向上、新機能付与はもちろんのこと、近年では特に環境対応が重要なテーマとなっており、VOC対策を筆頭に、有害物質対策、リサイクルなどの環境・安全性向上に向けた取組みが目立っている。

  • いずれの問題も以前から課題として挙がっていたが、シックハウス・シックスクール問題、地球温暖化などがクローズアップされていく中、欧米諸外国に遅れながら、日本でも包括的なVOC規制が開始されることが決定し、特にVOC対策・脱VOCの動きが近年加速しているといえる。

  • 塗料の弱溶剤化、水性化、ハイソリッド化、粉体化のほか、塗装機器や塗装ラインの改良などにより、対策が進められている。

  • そのほか、塗料ユーザーの海外生産・グローバル化が一般化しており、特に自動車では同品質の製品を世界各地で求める傾向があり、塗料メーカーの海外生産化、技術提携等が進んでいる。

  • 光学機能や電気・電子機能等、エレクトロニクス部材に使用される機能性コーティング材料では、日本メーカーが主導しているケースが多く、同分野でもグローバル化が進展している。

  • 当調査レポートでは上記背景を踏まえ、前回版「2003年版 機能性塗料・コーティングの現状と将来展望」のデータを見直し、最新の機能性塗料・コーティング市場の現状及び今後の方向性を明確化することを目的とした。

  • 本調査レポートが関連各位の事業計画策定や製品開発、マーケティング活動等、塗料・コーティング業界全般に亘るベースデータとして活用頂ければ幸いである。


−調査目的−
  • 本調査は、機能性塗料・コーティングの市場規模推移、用途動向、メーカー動向、採用素材動向、環境対策動向、研究開発・技術動向、グローバル化動向、競合・棲み分け状況などを調査することで、機能性塗料・コーティング市場の現状及び今後の方向性を明確化することを目的とした。


−調査対象品目−
分類項目品目名
光学機能 蓄光塗料、蛍光塗料(蛍光体)、UV硬化塗料(トップコート)、UV遮断塗料、光ディスクコーティング材料、光ファイバーコーティング材料
電気・電子機能 帯電防止塗料(塗装材)、導電性塗料(電磁波シールド塗料)、電気絶縁塗料、半導体コーティング材料(液状封止材)、バッファコート膜、マグネシウム合金用塗料
熱的機能 耐熱塗料、熱発泡性耐火塗料、太陽熱遮断塗料、遮熱性舗装用塗料、赤外線反射塗料
機械・化学機能 弾性塗材(弾性吹付材)、超厚膜塗料(ウレタンエラストマー型)、結氷・着雪防止塗料(超はっ水性塗料)、水中硬化型塗料、フッ素樹脂塗料、アクリルシリコン塗料、その他高耐候性塗料、結露防止塗料、耐酸性雨塗料、非粘着塗料(フッ素樹脂コーティング)、船底防汚塗料、制振塗料、落書き防止塗料、木部保護塗料
環境適合型塗料 エマルジョン塗料、水溶性樹脂塗料、粉体塗料、ゼロVOC水系塗料、光触媒塗料、光触媒コーティング材、PETボトルリサイクル塗料、自然塗料、生分解性塗料、天然素材配合塗料
汎用塗料 自動車用塗料(新車用)、自動車用塗料(補修用)、プラスチック用塗料、PCM用塗料、缶用塗料、重防食塗料、路面標示用塗料(トラフィックペイント)

−調査項目−
1. 製品概要
2. 主要参入メーカー一覧
3. 市場規模推移及び予測(2001年〜2008年予測)
4. 価格動向
5. 用途動向(2004年)
6. メーカーシェア(2004年)
7. 使用材料の状況(2004年)
8. 環境対策動向
9. 研究開発・技術動向
10. 競合・棲み分け状況
11. グローバル化
12. 今後の方向性

−目次−
I. 総合分析編(1)

1. 機能性塗料・コーティング市場概要(3)
1)全体市場規模推移及び予測(2001年〜2008年予測)(3)
2)塗料種類・機能別需要動向(4)

2. 市場拡大分析(9)
1)主要成長品目(9)
2)品目別市場トレンド(10)

3. 用途別需要分析(11)
1)用途別需要構成(11)
2)用途別ユーザー需要トレンド(12)

4. 採用素材動向(14)
1)素材別需要ウエイト(14)
2)採用素材一覧(2004年)(15)
3)塗料構成材料の概要(合成樹脂、顔料、溶剤、他)(16)

5. 環境適合化動向(17)

6. 塗料メーカーのグローバル化・技術提携状況(20)
1)グローバル化状況(20)
2)主要塗料メーカー別海外関連会社及び技術供与・導入状況(23)

7. 主要塗料メーカーの非塗料部門ウエイトと環境問題への対応(29)

II. 集計編(33)

1. 主要参入メーカー一覧(35)

2. 品目別市場規模推移及び予測(44)
1)市場規模推移及び予測(2001年〜2008年予測)(44)
2)品目別市場成長状況(金額ベース)(52)

3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウエイト(2004年)(53)

4. 品目別環境適合化動向(62)

5. 品目別グローバル化動向(66)

6. 品目別価格一覧(69)

III. 品目別市場編(71)

光学機能
1. 蓄光塗料(73)
2. 蛍光塗料(蛍光体)(79)
3. UV硬化塗料(トップコート)(84)
4. UV遮断塗料(92)
5. 光ディスクコーティング材料(95)
6. 光ファイバーコーティング材料(101)

電気・電子機能
7. 帯電防止塗料(塗装材)(106)
8. 導電性塗料(電磁波シールド塗料)(111)
9. 電気絶縁塗料(117)
10. 半導体コーティング材料(液状封止材)(122)
11. バッファコート膜(127)
12. マグネシウム合金用塗料(133)

熱的機能
13. 耐熱塗料(140)
14. 熱発泡性耐火塗料(146)
15. 太陽熱遮断塗料(152)
16. 遮熱性舗装用塗料(158)
17. 赤外線反射塗料(164)

機械・化学機能
18. 弾性塗材(弾性吹付材)(166)
19. 超厚膜塗料(ウレタンエラストマー型)(171)
20. 結氷・着雪防止塗料(超はっ水性塗料含)(177)
21. 水中硬化型塗料(182)
22. フッ素樹脂塗料(187)
23. アクリルシリコン塗料(193)
24. その他高耐候性塗料(198)
25. 結露防止塗料(199)
26. 耐酸性雨塗料(203)
27. 非粘着塗料(フッ素樹脂コーティング)(204)
28. 船底防汚塗料(209)
29. 制振塗料(215)
30. コンクリート剥落防止コーティング(220)
31. 落書き防止塗料(226)
32. 木部保護塗料(231)

環境適合型塗料
33. エマルジョン塗料(233)
34. 水溶性樹脂塗料(238)
35. 粉体塗料(242)
36. ゼロVOC水系塗料(250)
37. 光触媒塗料(257)
38. 光触媒コーティング材(261)
39. PETボトルリサイクル塗料(269)
40. 自然塗料(274)
41. 生分解性塗料(281)
42. 天然素材配合塗料(木炭、漆喰、他)(283)

汎用塗料
43. 自動車用塗料(新車用)(286)
44. 自動車用塗料(補修用)(293)
45. プラスチック用塗料(298)
46. PCM用塗料(304)
47. 缶用塗料(309)
48. 重防食塗料(314)
49. 路面標示用塗料(トラフィックペイント)(320)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2005年版 機能性塗料・コーティングの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2005年01月31日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
325ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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