◆市場調査レポート:2004年08月24日発刊

2004 光産業予測便覧(Vol. 1)

光通信用部品材料編
−調査の背景−
  • 光通信関連市場は2003年から2004年にかけて市場は回復基調にあると見られます。要因としては、Ethernet系市場の拡大、それに伴うMetro系WDM市場の伸び、FTTH市場の成長などが挙げられます。しかし、Long Haul系は相変わらず低迷しており、DWDM関連市場の本格的回復はしばらく先になると見られています。

  • この中で注目されるのは、FTTH市場です。FTTHは日本発の技術であり、システムはメディアコンバータからB-PONシステムへ、そして今後はGE-PONシステムが注目されています。

  • 搭載されている光通信関連部品はWDM用に比べれば、種類も少なく価格も安価なものが多く、そこで台頭してきたのが、台湾、中国、韓国など東アジアの部品メーカーです。彼らは、FTTH向けに低速(155Mbps、622Mbps)のBi-Directionalモジュール(Bi-diモジュール)を日本の装置メーカーに供給しています。

  • 東アジアのメーカーは、FTTH用部品以外でもWDMフィルタモジュール、光カプラ、光アンプモジュール、光スイッチ、光コネクタなどを手がけています。近い将来、日本のメーカーと競合できるレベルに技術力が到達することを感じさせます。また、日本メーカーの脅威になる可能性もあります。しかし、彼ら自身はそれを望んでおらず、例えばOEMなど、日本メーカーとの協力を望んでおります。

  • 「2004 光産業予測便覧 Vol. 1」では、上記のような海外動向にも注力し、光通信関連の装置、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバ、光回路デバイス、マテリアル、次世代部品材料、測定機/製造装置を中心に市場調査を行なっております。この資料を関係各位の今後の事業戦略を立案展開されるにあたり、役立てていただくことを切に望みます。

  • また、最近は光通信用以外の部品・材料へのご要望も多く、今回はVol. 1とVol. 2に分冊しVol. 1を「光通信用部品材料編」、Vol. 2を「AV・OA機器用部品材料編」といたしました。「2004 光産業予測便覧 Vol. 2」の方もご活用いただければ幸いです。


−調査目的−
  • 光通信関連市場は、長い低迷期をようやく脱し、緩やかな回復基調を見せている。その要因には、Ethernet系市場の拡大、それに伴うMetro系WDM市場の伸び、FTTH市場の成長などが挙げられる。

  • 本調査資料は、光通信市場を中心に、光伝送装置、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバ、光回路デバイス、マテリアル、次世代部品材料、測定機製造装置の市場動向について調査し、当該事業展開のための有望な情報を提供することを目的とした。


−調査対象品目−
1. 光伝送装置10品目
2. 光アクティブデバイス8品目
3. 光パッシブデバイス11品目
4. 光ファイバ3品目
5. 光回路デバイス8品目
6. マテリアル8品目
7. 次世代部品材料4品目
8. 測定機/製造装置8品目

−目次−
1. 光産業の将来展望(1)

1.1 総括(3)

1.2 光伝送装置のコンポーネンツ/デバイス構成図(5)

1.3 製品分野別ワールドワイド市場規模推移/予測(9)

2. 光産業の周辺動向(11)

2.1 北米の市場と生産(13)

2.2 欧州の市場と生産(15)

2.3 アジアの市場と生産(17)

2.4 日本の市場と生産(19)

3. 新技術/新市場の動向(21)

3.1 FTTx向けデバイス/コンポーネンツ(23)

3.2 10G光インターフェースモジュールの動向(25)

3.3 Bi-diモジュール市場(28)

3.4 台湾の光通信部品関連市場(33)

4. 光通信用装置・デバイス・マテリアルの集計と分析(43)

4.1 光伝送装置(45)

4.2 光アクティブデバイス(52)

4.3 光パッシブデバイス(66)

4.4 光ファイバ(75)

4.5 光回路デバイス(79)

4.6 マテリアル(85)

4.7 測定機/製造装置(94)

5. 品目別市場動向(103)

5.1 光伝送装置(105)
5.1.1 SDH/SONET(105)
5.1.2 DWDM伝送装置(108)
5.1.3 CWDM伝送装置(111)
5.1.4 OXC(115)
5.1.5 メディアコンバータ(118)
5.1.6 PONシステム(121)
5.1.7 ルータ(125)
5.1.8 LANスイッチ(129)
5.1.9 ギガビットイーサネット多重装置(133)

5.2 光アクティブデバイス(136)
5.2.1 光インターフェースモジュール(136)
5.2.2 LDモジュール(10G)(151)
5.2.3 光通信用LDチップ(155)
5.2.4 光データリンク(光源LED)(162)
5.2.5 励起レーザ(Pumps)(169)
5.2.6 LN光変調器(174)
5.2.7 ペルチェ素子(LDモジュール用)(178)
5.2.8 光アンプモジュール(181)

5.3 光パッシブデバイス(186)
5.3.1 MUX/DEMUX(186)
5.3.2 光アイソレータ(191)
5.3.3 光カプラ/スプリッタ(197)
5.3.4 ゲインイコライザ(GEQ)(204)
5.3.5 スペシャルティファイバ(207)
5.3.6 インターリーバー(213)
5.3.7 光減衰器(217)
5.3.8 光スイッチ(221)
5.3.9 波長ロッカー(225)
5.3.10 光通信用レンズ(228)
5.3.11 光通信用誘電体多層膜フィルタ(235)

5.4 光ファイバ(240)
5.4.1 石英光ファイバ(240)
5.4.2 プラスチック光ファイバ(245)
5.4.3 プラスチッククラッド光ファイバ(249)

5.5 光回路デバイス(252)
5.5.1 PLC基板(シリカ)(252)
5.5.2 光ファイバコード(255)
5.5.3 光コネクタ(プラグ)(259)
5.5.4 光フェルール(263)
5.5.5 アダプタ(267)
5.5.6 V溝基板(271)
5.5.7 光ファイバアレイ(275)
5.5.8 光通信用IC(279)

5.6 マテリアル(283)
5.6.1 石英光ファイバ用ガス材料(283)
5.6.2 光ファイバコーティング材料(289)
5.6.3 プラスチック光ファイバ材料(293)
5.6.4 光通信デバイス用接着剤(296)
5.6.5 各種光学結晶(300)
5.6.6 LN/LT(306)
5.6.7 酸化ジルコニウム(312)
5.6.8 化合物半導体(光通信用)(315)

5.7 次世代部品材料(318)
5.7.1 光ソリトン通信(318)
5.7.2 フェムト秒レーザ(321)
5.7.3 フォトクロミック材料(325)
5.7.4 フォトニック結晶(328)

5.8 測定機/製造装置(333)
5.8.1 光スペクトラムアナライザ(333)
5.8.2 OTDR(337)
5.8.3 光パワーメータ(341)
5.8.4 測定用光源(345)
5.8.5 測定用可変光減衰器(349)
5.8.6 OPMユニット(WDMモニタ)(353)
5.8.7 光ファイバ融着接続機(357)
5.8.8 光コネクタ研磨機(363)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2004 光産業予測便覧(Vol. 1)

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2004年08月24日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
366ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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