◆市場調査レポート:2002年08月30日発刊

2002 デジタルコンテンツ市場総調査

光アクセス・地上波放送・BS/CS放送・モバイル…“ユビキタス”インフラ
−調査の背景−
  • 本調査レポートの始まりは、CD-ROMなどのパッケージメディアをプラットフォームとして、その内容(コンテンツ)分類・分析・市場予測を目的に開始したものである。最初の発刊(タイトルは異なるが)が1991年であったから、既に10年以上の時間が経過したことになるが、この間レポートで扱うプラットフォームは、パッケージメディアから、放送、ブロードバンド(通信)まで巾を広げてきた。インフラが拡充されればさせるほど、コンテンツビジネスの範ちゅうが拡大し、つられて本調査レポートの範囲も拡大するわけである。

  • 2000年から2002年はBS放送のデジタル化と110°CSデジタル放送の開始。一方でブロードバンドインターネットが急速に普及するなど、インフラ側の動きは相応に激しいものであった。特にこれらの動きは、一般コンスーマを対象にしたものであり、個人や家庭を取り巻く情報環境は極めて充実したものになってきている。結果として、いつのまにかネットワークに囲まれた環境が構築されてきている状況にある。

  • 10年前の状況を基準に、今のインフラ環境を重ねてみると、当時言っていた“マルチメディア”が、スタンドアロンの環境のなかで、画像・音声・テキストを複合して表現していたように思える。よく言われたマルチメディアの定義にインタラクティブがあったが、これは2002年の現在、これから本当の実用域に入るものと実感している。その行き着く先がいわゆる“ユビキタス”である。

  • デジタルコンテンツはこの先、この“ユビキタス環境”のなかを流通することになるため、一つのコンテンツが複数のメディアで享受されることになる。また、それ相応に加工され、出力側であるハードウェアや享受する場面ごとにコンテンツの使い分けがなされることになる。現状はこの使い分けを模索する過渡期か、その端緒についた時期といえる。現状はメディアごとに的確に“はまる”コンテンツが見出せない状況にあるが、この模索の段階が新しい環境を創出する活力のもとでもある。

  • インフラに合致した的確なコンテンツを見出すためには過去の資産以外に、新規のコンテンツを探索あるいは創出する必要がある。今回は、テレビ放送の機能を高める情報源として、情報誌を扱う出版社の関わり方を取り上げたほか、新規の映像文化としてファンが増加しているショートフィルムを取り上げ、情報メディアとの関連性について触れてみた。

−調査目的−
  • 本調査は、放送、通信、パッケージの各プラットフォーム別に、コンテンツ市場、サービスの動向を解説する。ブロードバンド/デジタルインフラをコンテンツ側から広範に把握し、将来展開すべき方向性を示唆することを目的とした。

−調査対象プラットフォーム−
放送系

BSデジタル放送 CSデジタル放送 CS110°デジタル放送 地上波放送 CATV/デジタルCATV BSデータ放送

ブロードバンド

インターネット

モバイル

携帯電話/PHS PDA

パッケージ系

CD DVD

−調査対象分野−
デジタルコンテンツ市場
放送系 ブロードバンド モバイル パッケージ系
BSデジタル放送
BSデータ放送
CS110 °デジタル放送
放送環境全般
インターネット放送
コンテンツ配信
 Jストリーム
 日本ヘラルド映画 他
携帯電話/PHS
PDA
 シャープ
 パームコンピューティング
CD-ROM
DVD・各フォーマット
SACD他

その他、補足としてハードウェアの代表製品をとった。

−目次−
()内は掲載ページ
I. 概要(ポータルページ)(1)

◎デジタルコンテンツ:デジタルコンテンツの流れと関係業務の位置付け(構造)(3)
◎日本のメディア構造におけるテレビ放送の位置付け(4)

1. 放 送(5)
2. ブロードバンド(6)
3. モバイル(9)
4. パッケージ(10)

−参考データ−
1)ブロードバンドインフラの世帯普及予測(11)
2)インターネットの普及状況と予測(12)

II. 放送(ブロードキャスト)(13)

−日本のテレビ放送−(15)

1. 2002年の放送環境(概況)(16)
1)地上波放送(16)
2)BS/BSデジタル放送(17)
3)110°CS/BSデジタル放送(18)
◎110°CS/CSデジタル放送:加入件数推移(21)

2. 日本のメディア構造におけるテレビ放送の位置付け(22)
1)日本の放送メディア(メディアのヒエラルキ)(23)
(1) 公共放送:NHK日本放送協会(FCRの概観)(24)
(2) 民放在京キー局(例:TBS)(27)

3. 地上波放送局(在京局)のインターネット事業(29)
例:テレビ東京(31)

4. コンテンツ流通とテレビ局の位置付け(34)
1)テレビ局が使うメディアと“ユビキタス”環境(34)
2)地上波デジタル放送のセグメント:選択肢と実際(35)

5. テレビ放送に関わる新規事業者(36)
1)生活ユビキタスの定義(36)
2)情報誌とテレビ放送の今後(37)
  (1) 角川書店の事業とテレビ(37)
  (2) 角川書店の雑誌群とEPG(エレクトリック・プログラム・ガイド)(38)
3)ヤフーBBのテレビ放送:ADSLテレビ(39)

6. ショートフィルム(41)
1)ショートフィルムについて(概要)(41)
2)ショートフィルムとメディア(42)
◎日本国内におけるショートフィルム推進者(44)
−別所哲也のコメント(要約)−(45)
◎ショートフィルム概観(45)
◎別所哲也氏のコメントによる作図(イメージ)(46)

III. ブロードバンド(47)

1. 総括(49)

2. 放送(50)
1)業界の流れ(50)
2)業界の位置付け(50)
3)事業概要(51)
4)コンテンツ(52)
5)事業モデル(53)
6)市場見通し、課題(53)
7)コンテンツサイト一覧(54)
企業調査票
  フォーリンティヴィ(55)
  バップ(59)
  ヒットホップス(63)

3. 映画(67)
1)業界の流れ(67)
2)業界の位置付け(67)
3)事業概要(68)
4)コンテンツ(68)
5)事業モデル(69)
6)市場の見通し(69)
7)コンテンツサイト一覧(70)
企業調査票
  モーションプロ(71)
  日本ヘラルド映画(75)

4. 書籍(79)
1)業界の流れ(79)
2)業界の位置付け(79)
3)事業概要(80)
4)コンテンツ(81)
5)事業モデル(82)
6)市場の見通し(82)
7)コンテンツサイト一覧(83)
企業調査票
  パピレス(84)
5. 音楽(88)
1)業界の流れ(88)
2)業界の位置付け(88)
3)事業概要(89)
4)コンテンツ(90)
5)市場の見通し(91)
6)コンテンツサイト一覧(91)
企業調査票
  ソニー・ミュージックエンタテインメント(92)
  ビクターエンタテインメント(96)

6. ゲーム(100)
1)業界の流れ(100)
2)事業構造(100)
3)コンテンツ(101)
4)各社の取り組み(104)
5)コンテンツ配信事業者(105)
6)市場の見通し(105)
企業調査票
  セガ(106)

7. 広告ビジネス(110)
1)業界の流れ(110)
2)事業構造(110)
3)主要メディアレップの動向(111)
4)市場の見通し(112)
5)主なインターネット広告サイト(112)
企業調査票
  サイバー・コミュニケーションズ(113)
IV. モバイル(117)

1. PDA(119)
1)業界の流れ(119)
2)事業構造(119)
3)コンテンツ(120)
4)市場の見通し(121)
5)コンテンツ一覧(121)
企業調査票
  シャープ(125)
  パームコンピューティング(130)
2. 携帯電話(135)
1)業界の流れ(135)
2)事業構造(135)
3)コンテンツ(137)
4)市場の見通し(138)
5)各社のコンテンツ提供元・コンテンツ数(139)
V. パッケージ(143)

パッケージソフト系コンテンツ市場概況(145)

1. プラットフォーム市場規模(148)

2. CD-ROM市場規模(151)
1)一般・特化区分市場規模(151)
2)分野別市場規模(153)
3)主題別市場規模(156)
4)主要ハードウェア市場規模(171)
5)ゲーム市場(174)
6)ゲーム専用機市場(177)
  (1) プラットフォーム別(177)
  (2) ジャンル別(181)
3.DVD市場規模(190)
1)一般・特化区分(190)
2)分野別市場規模(192)
3)主題別市場規模(195)

4. CD-DA市場規模(211)

5. SACD市場規模(216)

6. DVD-Audio 市場規模(220)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2002 デジタルコンテンツ市場総調査

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2002年08月30日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
223ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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