◆市場調査レポート:2000年10月27日発刊

2000年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

光学、電磁気、バリア、耐熱機能等次世代技術を担う高機能フィルム市場徹底分析
−調査の背景−
  • プラスチックフィルムは末端用途の約75%が包装材として使われている。現在、包装用途を含めたフィルム材料は多機能化が進められている。

  • 具体的には、包装用途では被包装物の鮮度保持や廃棄問題がクローズアップされる中、処理しやすい・焼却しても問題がないといった高機能化が進んでいる。

  • 更に、エレクトロニクスの進展で半導体・液晶・実装技術を支える各種フィルムが高機能化に向けて様々な検討がなされている。耐熱性以外にもフィルム自体に電気機能や光学機能を付与させた応用が進んでいる。液晶といった日常生活に欠かせない製品を例にしてもディスプレイの薄肉化や視覚性向上から複数のフィルムが組み合わされている。

  • 需要家サイドからの高機能化ニーズとは別の側面として、供給者サイドからも付加価値化による差別化を推進するために独自技術を応用したフィルム開発が加速化している。

  • 高機能化の技術としてはベースフィルムに何らかの処理を施す(他材料を組み合わせる等)ことが行われるが、このような特殊技術は国内化学産業が得意とする。更に、エレクトロニクスを中心にワールドワイドでの事業展開が求められる昨今、海外ニーズまでを考慮した高機能化が求められている。

  • 本調査レポートでは、上記背景から高機能化を1.光学機能、2.導電機能、3.誘電機能、4.絶縁機能、5.バリア機能、6.その他機能、7.高強度・耐熱機能に分類し、高機能化が加速する主要機能性高分子フィルムの現状と今後の方向性を明確化した。

  • 当資料で取り上げた機能性高分子フィルム49品目のトータル市場規模は、品目によって重複分を含めるが約6,200億円規模に達し、前年比10%以上の伸びを示している。

  • 本調査資料が関連各位の事業計画策定や製品開発、マーケティング活動等より多くの方々にご活用いただけるものと確信しております。

−調査目的−
  • 本資料は、光学、導電、誘電、絶縁、バリア、高強度、耐熱機能等の次世代技術を担う高機能フィルムの製品・機能概要、市場規模推移、用途・メーカー・価格動向、技術開発動向、海外動向、競合材料、今後の方向性を把握し、高機能フィルム市場の方向性を明確化することを目的とした。

−調査対象品目−
エレクトロニクス用フィルム
光学機能 位相差フィルム
偏光フィルム
プロテクトフィルム(LCD用)
ドライフィルムレジスト
視野角拡大フィルム
拡散シート
反射フィルム
反射防止(AR)フィルム
アンチグレア(AG)フィルム
導電機能 異方導電性フィルム(ACF)
透明導電性フィルム
誘電機能 コンデンサ用フィルム
防湿フィルム
絶縁機能 リチウムイオン電池用セパレータ
PTFEフィルム
PWB用マスキングテープ
TABテープ
LOCテープ
その他機能 偏光膜保護フィルム(TACフィルム)
ペリクル
バックグラインドテープ
ダイシングテープ
バリア機能
PVDCフィルム
EVOHフィルム
二軸延伸PVAフィルム
PVDC系共押出フィルム
EVOH系共押出フィルム
PANフィルム
PVDCコートフィルム
シリカ蒸着フィルム
アルミナ蒸着フィルム
アルミ蒸着フィルム
ONY系共押出フィルム
共押出OPPフィルム
PVAコートOPPフィルム
その他機能
高機能鮮度保持フィルム
生分解性プラスチックフィルム・シート
紫外線劣化防止フィルム(PVFフィルム)
表面保護フィルム
熱線遮断フィルム(ウィンドウフィルム)
親水性フィルム
高強度・ 耐熱機能
PETフィルム
PCフィルム
PPSフィルム
PIフィルム
非晶性POフィルム
アラミドフィルム
PENフィルム
各種スーパーエンプラフィルム
PESフィルム、PEIフィルム、 PARフィルム、PEEKフィルム、LCPフィルム

−調査ポイント−
  1. 製品(機能)概要
      1)材料
      2)機能付与・成形方法

  2. 市場規模推移及び予測(輸出)

  3. 主要参入メーカー一覧

  4. 参入メーカーシェア

  5. 用途及び採用状況
  1. 価格動向

  2. 材料ニーズ・技術開発動向

  3. 海外動向(生産、需要、メーカーシェア等)

  4. 競合材料動向

  5. 市場の今後の方向性(成長要因/成長阻害要因)

−目次−
()内は掲載ページ
I.総合分析編(1)
  1. 高機能性高分子フィルム市場(3)

  2. 高機能性高分子フィルムの市場概要(4)
    1)全体市場規模推移及び予測(1996年〜2003年予測)(4)
    2)機能・分野別市場動向(5)
    3)市場における位置付け(7)

  3. ガスバリア性・耐熱性能別市場規模(8)
    1)ガスバリア性(8)
    2)耐熱性(10)

  4. ベース素材及び機能付与材料・技術状況(11)
II.集計・分析編(15)
  1. 主要参入メーカー一覧(17)

  2. 市場規模推移及び予測(1996年〜2003年予測)(22)

  3. メーカーシェア及び用途別ウェイト(1999年)(30)

  4. 海外生産・輸出動向(38)

  5. 研究開発・技術動向(40)

  6. 価格一覧(43)
III.品目別市場編(45)
エレクトロニクス用フィルム
光学機能
  1. 位相差フィルム(47)
  2. 偏光フィルム(51)
  3. プロテクトフィルム(LCD用)(56)
  4. ドライフィルムレジスト(60)
  5. 視野角拡大フィルム(64)
  6. 拡散シート(67)
  7. 反射フィルム(70)
  8. 反射防止(AR)フィルム(74)
  9. アンチグレア(AG)フィルム(79)

導電機能
  1. 異方導電性フィルム(ACF)(82)
  2. 透明導電性フィルム(86)

誘電機能
  1. コンデンサ用フィルム(90)
  2. 防湿フィルム(91)

絶縁機能
  1. リチウムイオン電池用セパレータ(93)
  2. PTFEフィルム(97)
  3. PWB用マスキングテープ(100)
  4. TABテープ(103)
  5. LOCテープ(107)

その他機能
  1. 偏光膜保護フィルム(TACフィルム)(110)
  2. ペリクル(113)
  3. バックグラインドテープ(117)
  4. ダイシングテープ(121)
バリア機能
  1. PVDCフィルム(125)
  2. EVOHフィルム(129)
  3. 二軸延伸PVAフィルム(133)
  4. PVDC系共押出フィルム(137)
  5. EVOH系共押出フィルム(140)
  6. PANフィルム(144)
  7. PVDCコートフィルム(148)
  8. シリカ蒸着フィルム(154)
  9. アルミナ蒸着フィルム(158)
  10. アルミ蒸着フィルム(162)
  11. ONY系共押出フィルム(166)
  12. 共押出OPPフィルム(170)
  13. PVAコートOPPフィルム(172)

その他機能
  1. 高機能鮮度保持フィルム(176)
  2. 生分解性プラスチックフィルム・トト(179)
  3. 紫外線劣化防止フィルム(PVFフィルム)(184)
  4. 表面保護フィルム(188)
  5. 熱線遮断フィルム(ウィンドウフィルム)(192)
  6. 親水性フィルム(196)

高強度・ 耐熱機能
  1. PETフィルム(200)
  2. PCフィルム(205)
  3. PPSフィルム(209)
  4. PIフィルム(213)
  5. 非晶性POフィルム(217)
  6. アラミドフィルム(221)
  7. PENフィルム(226)
  8. 各種スーパーエンプラフィルム(230)
    PESフィルム、PEIフィルム、 PARフィルム、PEEKフィルム、 LCPフィルム
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2000年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2000年10月27日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
235ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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