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『2008 ブロードバンド・ビジネス市場調査総覧』刊行のご案内

映像配信、電子書籍など伸びるモバイル向け市場
エンタテイメント系サービス 2012年に4,185億円規模に

 FTTxサービス、xDSLサービス、CATVアクセスサービスなどのブロードバンドアクセスサービスの普及が進んでおり、2007年9月末時点で累計2,775万人契約(総務省発表資料)と増加の一途をたどっている。ブロードバンドアクセスサービスの中心を担っていたADSLからFTTxサービスのシフトが進んでおり、2007年9月末時点ではついに1,000万契約を突破している。
 移動体サービスでは、2007年11月末時点で携帯電話サービス/PHSサービスの合計契約数が1億482万契約(TCA発表)に達しており、最も身近なインターネットアクセス端末として広く普及している。通信速度の高速化、定額制データ通信サービスの普及によりモバイルインターネットの利用環境が整ったことで、キャリア主体で提供しているクローズドな環境からオープンなインターネットの利用が増加しており、新たなビジネスチャンスを見込んで数多くのサービスが立ち上がっている。

 マーケティング&コンサルテーションの(株)富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町2−5 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)では、『2008 ブロードバンド・ビジネス市場調査総覧』(A4版338頁)をまとめた。本調査レポートは、関連サービス、プラットフォーム・ビジネス、ビジネスソリューション/サービス市場の現状と今後の展開を展望すると共に、ブロードバンド・ビジネスを展開する通信事業者(固定/移動体)、ISP、CATV事業者、iDC事業者、コンテンツ関連事業者、SIベンダ等の動向を調査分析し、関連事業戦略のためのマーケティングデータを提供することを目的とした。
 調査対象サービス/関連サービス業界は、「エンタテイメント系サービス」(映像配信、音楽配信、電子書籍など)、「コミュニケーションサービス」(ブログ、SNSなど)、「EC」(ネットオークション、ネットショッピングなど)などの 1) 関連サービス(11品目)、インターネット広告、課金・決済プラットフォームなどの 2) プラットフォーム・ビジネス(6品目)、3) ビジネスソリューション/サービス(7品目)の24品目およびその企業事例について取り上げている。

エンタテイメント系サービス
 2006年度の市場規模は4,149億円であった。2012年度には7,323億円(対2006年度比176.5%)まで成長すると予測される。FTTHを中心としたブロードバンドインフラ利用拡大とモバイルインターネットの普及に伴い、静止画・音楽のみならず映像を含めたリッチコンテンツを快適に利用できる環境が整いつつあり、今後は映像系サービスを中心に利用拡大が進む見通しである。
 端末別に見ると、2006年度はPC1,018億円、モバイル2,679億円、テレビ452億円に対し、2012年度にはPC1,998億円(対2006年度比196.3%)、モバイル4,185億円(同156.2%)、テレビ1,140億円(同252.2%)と、インターネット利用者の増加や通信速度の高速化を背景に軒並み増加を予測する。ただし、PCにおいては今後、映像配信サービスや音楽配信サービスにおけるファイル交換ソフトや無料ダウンロードの氾濫、既存サービスとの競合等の要因による有料サービス需要伸び悩みによる成長の鈍化などが予測され、音楽や電子書籍など、シーンを問わず手軽に利用できるコンテンツは、モバイル向けサービスへ需要がシフトすると見られる。
 そのモバイル市場においては、課金への敷居が低いことから、今後も有料サービスの利用は増加し、一般サイトの利用拡大に伴い広告モデルの無料サービスの需要も本格化すると見られる。
 モバイルサービス別市場 概要
映像配信…2006年度10億円→2012年度95億円(対2006年度比950.0%)
 2006年度〜2007年度が市場の立ち上がり時期であり、徐々にサービスが増加している状況である。PCに比べ課金のハードルが低く、比較的高額なコンテンツを購入するユーザーも一部に見られる。今後はワンセグが競合サービスになることも想定されるが、携帯電話での映像視聴が定着することで、よりパーソナル嗜好のコンテンツ視聴ニーズが高まるものと見込まれる。
音楽配信(オリジナル/全部)…2006年度300億円→2012年度1,200億円(同400.0%)
 携帯電話をミュージックプレイヤーとして利用するニーズを獲得したことで市場が拡大している。課金に対するハードルは低く、パケット定額制の普及により通信料金を気にせずダウンロードできることから、今後も需要が拡大すると見込まれる。
ゲーム…2006年度800億円→2012年度1,200億円(同150.0%)
 ヘビーユーザー向けの本格的なゲームが増加しているのに加え、ミニゲーム中心のライトユーザー層も広がっていることで市場は拡大基調にある。一般サイトの利用拡大により無料コンテンツの入手が容易になっており、今後の成長率は鈍化する見通し。
電子書籍…2006年度145億円→2012年度750億円(同517.2%)
 パケット定額制サービスの普及、キャリア経由での課金システム等によりインフラ環境が整備され、新規参入増加とともにコンテンツが拡大したことで市場は急速に成長している。今後は、電子書籍発のオリジナルコンテンツ等、さらなるコンテンツ充実により市場は拡大すると見込まれる。
内容の詳細につきましては『2008 ブロードバンド・ビジネス市場調査総覧』をご覧ください。

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最終更新日:2010年9月2日

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