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『2015年 耐熱・光学ポリマー市場の現状と将来展望』まとまる(2015/10/6発表 第15091号)

耐熱、光学・透明ポリマーの世界市場を調査

2018年予測(2014年比)
耐熱ポリマー 自動車関連を中心に拡大 6兆9,154億円(22.1%増)
光学・透明ポリマー TVやエレクトロニクス製品向けの需要が拡大 2兆196億円(18.5%増)

 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、耐熱ポリマー17品目、光学・透明ポリマー17品目を取り上げ、市場動向を調査した。またエネルギーや自動車、航空宇宙、光学などの注目分野における用途動向を把握し、それぞれのポリマーの競合状況や今後の方向性を捉え、その結果を報告書「2015年 耐熱・光学ポリマー市場の現状と将来展望」にまとめた。

調査結果の概要
 近年、耐熱ポリマーは自動車、航空機分野での採用が進んでいる。自動車分野では燃費向上を目的とした軽量化や耐熱性が求められている。部品の素材が金属から樹脂へと切り替えが進んでおり、電装品などの自動車部品では耐熱性の要求が高く、素材はエンプラおよびスーパーエンプラが主体となっている。
 光学・透明ポリマーは、雑貨や住設・建材、エレクトロニクス製品まで幅広く採用されている。特に注目はエレクトロニクス分野であるが、物量の多いところでは電気・電子製品の筐体や部品などへの採用・拡大が期待される。光学分野においてもFPD関連フィルムや光学レンズの需要が今後も継続的に増加するとみられる。
耐熱、光学・透明ポリマーの世界市場
 2014年2018年予測2014年比
耐熱ポリマー5兆6,654億円6兆9,154億円122.1%
光学・透明ポリマー1兆7,038億円2兆196億円118.5%
合計7兆3,692億円8兆9,349億円121.2%
各市場は四捨五入して億円単位にしているため合計が一致しない場合がある
 耐熱ポリマー市場は自動車や産業機械向けを中心に成長を続けてきた。今後も自動車分野向けを中心に金属代替や車載電装化の影響から引き続き拡大していくとみられる。PPS(ポリフェニレンサルファイド)ポリマーは、環境規制の強化によりフィルター向けが拡大するとみられる。
 光学・透明ポリマー市場は、数量ベースで規模が大きい汎用エンプラのPC(ポリカーボネート)やABSなどのスチレン系樹脂が、2011年以降、欧州の景気不安、中国での雑貨や建材関連の需要不振で伸び悩み、成長率が鈍化した。しかし、2013年以降、円安の影響から金額ベースでは上向き、2014年は1兆7,038億円、前年比9.4%増となった。今後はTVやエレクトロニクス製品向けの需要が拡大するとみられ、COP(シクロオレフィン・ポリマー)・COC(シクロオレフィン・コポリマー)の需要が引き続き増加するとみられる。そのほか、透明PA(ポリアミド)が産業機械やメガネ関連向けが拡大するとみられる。光学分野においてはガラス代替や高屈折系ポリマーなどの用途開拓が進んでいる。
内容の詳細につきましては『2015年 耐熱・光学ポリマー市場の現状と将来展望』をご覧ください。
報道関係のお問い合わせは
富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3664-5697(窓口:富士経済グループ広報部)

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